ローランド、25年1月~6月期は3%減益

ローランドは、2025年12月期第2四半期(中間期)の連結業績(2025年1月1日~6月30日)を発表した。
売上高は、458億600万円(前年同期比1.9%減)、営業利益は38億2,500万円(同13.6%減)、経常利益は36億8,700万円(同3.3%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は39億1,400万円(同5.9%増)となった。
鍵盤楽器は、売上高が117億8,300万円(前年同期比0.1%減)。電子ピアノは、苦戦が継続していた中国で徐々に回復の動きが見られた。その他の主要地域においても、低価格帯を中心に販売は回復傾向となり堅調に推移した。ポータブルキーボードは、前期及び今期投入の新製品効果により、堅調に推移した。
管打楽器は、売上高が133億7,800万円(前年同期比3.6%減)。電子ドラムは、昨年発売した大型新製品の需要が大変好調に推移した。アコースティックドラムでは、米国関税政策による生産影響等により在庫切れが発生し、セルインは想定を下回った。電子管楽器は、中国を中心に需要減少、競争激化の影響を受け苦戦した。
ギター関連機器は、売上高が114億8,900万円(前年同期比4.4%減)。ギターエフェクターは、当第1四半期に発生した在庫切れも概ね解消し、順調に推移した。楽器用アンプにおいては、前年第2四半期に主力機種をモデルチェンジしたことによる反動減があったが、最終需要は堅調に推移した。
クリエーション関連機器&サービスは、売上高が61億1,900万円(前年同期比4.0%増)。シンセサイザーは、前期また今期に投入した新製品群が貢献し大変好調に推移した。ダンス&DJ関連製品では、前期の限定モデル発売の反動減、既存製品の需要減少等により低調に推移。ソフトウエア/サービス分野では、Roland Cloudにおいて、ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー)を高めるためのコンテンツやサービスの提供を継続的に行い、会員数は引き続き増加した。
映像音響機器は、売上高が16億4,500万円(前年同期比3.8%増)。ビデオ関連製品は、前期投入の新製品効果に加え、設備需要が徐々に回復し好調に推移した。
通期の業績予想は、5月13日に公表したものを据え置いた。
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