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バンダイナムコHD、25年4月~6月期は11%増益

ビジネス 音楽業界

バンダイナムコホールディングスは、2026年3月期第1四半期の連結業績(2025年4月1日~6月30日)を発表した。

売上高は3,004億3,000万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は519億2,100万円(同17.9%増)、経常利益は546億5,800万円(同11.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は383億2,900万円(同12.6%増)となった。

トイホビー事業では、国内外で展開カテゴリーの拡大、リアルイベントや店舗によるタッチポイントの拡大、生産体制の強化等をはかったことにより、好調に推移。具体的には、ガンプラやコレクターズフィギュア、一番くじ等のハイターゲット(大人)層向けの商品が、販売・マーケティングや商品ラインナップの強化により好調に推移した。また、「ONE PIECE」や「DRAGON BALL」シリーズのトレーディングカードゲーム等のカード商材、ガシャポン、菓子・食品等が商品ラインナップやターゲット層、展開地域の拡大に加え、顧客とのタッチポイントの強化等により業績に貢献した。同事業における売上高は1,468億9,300万円(前年同期比10.6%増)、セグメント利益は285億7,100万円(同6.0%増)となった。

デジタル事業では、家庭用ゲームにおいて「ELDEN RING」のスピンオフタイトル「ELDEN RING NIGHTREIGN」が発売初日に世界累計出荷本数200万本を記録する等ワールドワイドでヒットした。「たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!」が、トイホビー事業のたまごっちとの話題の相乗効果により人気となった。ネットワークコンテンツにおいては、新作アプリタイトル「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」が新たなファン層も獲得し好調にスタート。「DRAGON BALL」シリーズや「ONE PIECE」「アイドルマスター」シリーズ等の主力アプリタイトルがユーザーに向けた継続的な施策により安定的に推移した。同事業における売上高は1,077億7,000万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益は217億400万円(同47.3%増)となった。

映像音楽事業(旧 IPプロデュース事業)では、ガンダムシリーズの新作映像作品「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」が既存ファンに加え新たなファン層を獲得し人気となり、同作品の劇場興行収入、グローバルでの映像配信や商品・サービスのライセンス展開が業績に貢献。このほか、ガンダムシリーズや「ブルーロック」等の映像配信やライセンス展開等が安定的に推移した。同事業における売上高は212億6,500万円(前年同期比21.5%増)、セグメント利益は42億3,000万円(同69.6%増)となった。

アミューズメント事業では、国内アミューズメント施設の既存店売上高が前年同期比で108.7%となった。「バンダイナムコ Cross Store」や「ガシャポンのデパート」のようなグループの商品・サービスと連携したバンダイナムコならではの施設、アクティビティ施設等が好調に推移。業務用ゲームの販売については、人気シリーズの新製品の発売があった前年同期とのラインナップの違いが影響した。同事業における売上高は338億2,000万円(前年同期比2.4%増)、セグメント利益は20億7,300万円(同25.3%減)となった。

その他事業については、グループ各社へ向けた物流事業、その他管理業務等を行っている会社から構成されており、これらのグループサポート関連業務における効率的な運営に取り組んでいる。その他事業における売上高は90億6,000万円(前年同期比9.1%増)、セグメント利益は4億9,300万円(同43.8%増)となった。

通期の業績予想については、5月8日に公表したものを据え置いた。