ZIP-FM、23年4月～24年3月期は営業利益8.7％減 30周年に伴う宣伝費の増加等で

ZIP-FMは5月30日、第32期（2023年4月1日～2024年3月31日）決算を発表。売上高が前年比98.4％の16億3,926万円、営業利益が同91.3％の8,295万円、経常利益が同82.1％減の9,562万円、税引前当期純利益が同85.5％の9,639万円、当期純利益が同53.2％の5,900万円となった。

放送収入は前年比90.8％、事業・その他収入は前年比144.5％と、開局30周年のイベント等の増加により増収になったものの、円安などの物価高による経済の不透明感から、放送収入は減収となり、全体の売上高は前年比98.4％と2期連続の減収となった。

営業利益は、放送収入減少に伴い代理店手数料は減少したものの、30周年に伴う宣伝費や、事業・その他収入の増加に伴う事業費は増加し、前年比91.3％と2期連続の減益になった。当期純利益は、昨年度は子会社の吸収合併に伴う欠損金の控除による課税所得が減少しており、今年度はそれが消却されているために、前年比53.2％となった。