フェイス、23年4月~24年3月期は赤字拡大 今期は黒字浮上へ

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フェイスは5月14日、2024年3月期の連結業績(2023年4月1日~2024年3月31日)を発表した。

売上高は前期比9.5%減の137億3,800万円、営業損失は5億3,400万円(前期は営業損失1億8,300万円)、経常損失は5億6,400万円(前期は経常損失1億4,800万円)となった。親会社株主に帰属する当期純損失は、コンテンツ事業セグメントにおけるシステム開発等に伴う減損損失1億600万円、事業構造改善費用6,800万円、今後の回収可能性を鑑みた繰延税金資産の取り崩しによる法人税等調整額3億6,700万円等を計上したため、10億9,600万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失4億2,100万円)となった。

プラットフォーム事業は、アーティスト向けプラットフォームでの売上は増加し、携帯電話向けコンテンツ配信におけるキャリア公式サイトサービスの売上は前年同規模を維持したが、小売業向けポイントシステム運営プラットフォームにおいて既存加盟店向けポイント発行が減少した。また、前述の一部サービス終了に伴い、売上高は前期比9.0%減の19億5,500万円、セグメント損失は2億1,600万円(前期はセグメント損失2億3,600万円)となった。

コンテンツ事業は、所属アーティストの大型ライブイベントおよび自主公演が期間内に開催され、また利益率の高い音源使用にかかる売上が増加したが、新譜商品の発売中止や延期、主要パッケージ商品の売上減少などにより、売上高は前期比9.6%減の117億8,200万円、セグメント利益は前期比70.9%減の1億2,500万円となった。

2025年3月期の見通しについては、売上高は151億円、営業利益は1億3,500万円、経常利益は1億2,500万円、親会社株主に帰属する当期純利益は4,000万円を予想している。

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