オンキヨー、住友ゴムのタイヤ騒音に対する取り組みに解析支援

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タイヤ/路面で発生する騒音レベル分布の可視化例

オンキヨーは4月8日、同社が有する音の解析技術を活かし、住友ゴム工業が行っているタイヤによる騒音に対する取り組みの解析支援を行ったと発表した。同社は、タイヤのモデルを作成し、BEM(Boundary Element Method:境界要素法)を用い、騒音の解析を支援。解析においては、タイヤの径・幅等のパラメータを種々変化させ、騒音の発生状況をシミュレーションしている。

住友ゴムは、DUNLOP(ダンロップ)・FALKEN(ファルケン)をメインブランドに、乗用車用、トラック・バス用、産業車両用など、暮らしや社会に関わるさまざまなシーンで活躍するタイヤを展開している。タイヤにおける課題の1つとして、路面とタイヤとの間で発生する騒音があげられる。特に近年、車両のEV化によって、エンジン騒音に隠れていたさまざまな騒音が顕在化したため、タイヤにもこれまで以上に静粛性の向上が求められている。住友ゴムは、騒音に対する取り組みの一環として、タイヤによる騒音の測定・解析を実施している。

オンキヨーは今後、Onkyoブランド製品についての研究開発を行っていく中で培った音の解析技術を進歩させ、音のソリューションとして第三者に提供していくとのこと。

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