【訃報】指揮者の小澤征爾さんが心不全のため死去、88歳

指揮者の小澤征爾さんが、2月6日に都内自宅にて心不全のため亡くなった。88歳だった。葬儀は故人の意思により、近親者のみで執り行われた。お別れの会は、後日開催を検討しているという。

所属事務所は、「ご遺族のご意向により、ご供花、ご香典、ご弔問等はご遠慮くださいますようお願い申し上げます」と呼びかけるとともに、「故人が生前賜りましたご厚情に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせいたします」と伝えている。

小澤征爾さんは、齋藤秀雄さんに指揮を学び、パリ滞在中の1959年、第9回ブザンソン国際指揮者コンクールで第1位を獲得。1973年からボストン交響楽団の音楽監督を29年間務め、2002年から2010年までウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めた。また、1984年に恩師の齋藤秀雄氏を偲んでサイトウ・キネン・オーケストラを結成。1992年より音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本（現・セイジ・オザワ 松本フェスティバル）」を開催した。