CRI・ミドルウェア、23年10月~12月期は経常利益12.6%減

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映像・音声に特化したミドルウェアを展開するCRI・ミドルウェアは2月8日、2024年9月期第1四半期の連結業績(2023年10月1日~2023年12月31日)を発表した。売上高6億7,303万円(前年同期比1.2%減)、営業利益3,604万円(同3.3%減)、経常利益3,702万円(同12.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,461万円(同34.1%減)となった。

ゲーム事業は、同社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」等のライセンス売上は、国内ゲームタイトルの海外展開が増加したことにより、増加した。海外向けは、中国でのコンテンツ受託ビジネス、欧米でのライセンスビジネスが低迷し減少した。ツーファイブが行う音響制作の売上は、効果音や楽曲などの制作業務が好調だったことにより増加した。なお、ゲーム開発/運営の売上は、アールフォース・エンターテインメントの全株式を前期末に譲渡したことによりなくなっている。当セグメントの売上高は4億110万円(前年同期比17.6%減)、セグメント利益は3,853万円(同18.7%増)となった。

エンタープライズ事業について、組込み分野の売上は、カラオケ案件を継続して受注したことに加え、電子玩具向けシステム開発案件が予定どおり進捗したことにより増加した。モビリティ分野の売上は、「CRI ADX Automotive(サウンド開発ソリューション)」のライセンス収入増により増加した。クラウドソリューション分野の売上は、複数の顧客より受注した大型のシステム開発案件が堅調に推移したことにより増加した。当セグメントの売上高は2億7,192万円(前年同期比39.7%増)、セグメント損失は248万円(前年同期は481万円のセグメント利益)となった。

2024年9月期の連結業績予想は、2023年11月9日に公表したものを据え置いた。

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