ニッポン放送「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン 白杖体験篇」が第61回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクールで「JAA賞グランプリ」ラジオ広告部門と「経済産業大臣賞」を受賞

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第61回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール

日本アドバタイザーズ協会(JAA)が主催する「第61回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」の入賞作品が発表され、最高賞である「JAA賞グランプリ」(全6部門)のラジオ広告部門をニッポン放送が受賞。また、全入賞作品から1点選出される「経済産業大臣賞」も合わせて受賞する快挙となった。「JAA賞グランプリ ラジオ広告部門」と「経済産業大臣賞」を受賞した作品は、「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン 白杖体験篇」。

「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は、目の不自由な方が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンで、1975年から毎年行われている。ニッポン放送をはじめ全国11のラジオ局が各局独自の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」を放送・展開しており、前回(第48回)までに寄せられた浄財は49億3227万4076円に上り、その全額が寄付され、3400基を超える「音の出る信号機」を設置している。

JAA広告賞は、審査員に広告の関係者を含まず、広告の受け手である消費者が生活者の視点から審査を行う、世界でも類を見ない大きな特徴を持つ総合広告賞。今回は、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、デジタル、屋外・交通の6部門合わせて879点の応募があり、「好感、共感、親近感がもてる広告であるか(感性)」「わかりやすく、納得できる広告であるか(理性)」「オリジナリティが感じられる広告であるか(創造性)」の審査基準のもと、116名の一般消費者審査員が約1ヶ月間に渡り選考に携わった。

審査員は、「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン 白杖体験篇」に対し、「このチャリティは知っていた。共感!」「音だけの特性が活かされているラジオだからこそ表現できる広告」「視聴覚障害者の目線を疑似体験できる」「『音の出る信号機』を贈る活動を初めて知った。皆に知ってほしい」「CMではあるんだけど、目を閉じて聞き入ってしまいた」などのコメントをあげている。

制作担当者コメント

ニッポン放送が全社を挙げて取り組んでいるキャンペーン「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」をテーマとした作品が高い評価をいただき大変
光栄に思います。これを機に音の出る信号機を贈る活動についてもっと多くの方に知っていただければと思います。

<JAA賞グランプリ ラジオ広告部門、経済産業大臣賞> ニッポン放送「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン 白杖体験篇」120秒

N:目の不自由な方が使っている白い杖、白杖。視覚障害のある人達は、白杖を使ってどのように歩いているのでしょうか?
ラジオで少し体験してみましょう。可能であれば、目を閉じながら聞いてみてください。それでは、白杖を左右に振りながら歩いてみましょう。

SE:(白杖を左右に叩く)カン、カン、カン、カン…

N:この音は、白杖で地面を確認する音。路面の状態や段差を確認することができます。

SE:(障害物にあたる)…カン、カン、カーン!

N:おや、何か障害物に当たったようですね。どうやら金属製のポールのようです。白杖のおかげで、障害物を見つけることができました。

SE:(右側で壁にあたる)カン、カン、カン、カン、カツ、カン、カツ、カン…

N:先ほどとはちょっと違う音がするのに気づきましたか?実は右側には、壁があるんです。壁を叩きながら歩くことで、壁伝いに真っ直ぐ歩くこともできます。

SE:(点字ブロックにあたる)カン、カン、カタカタ、カタカタ

N:これは、白杖で点字ブロックを確認する音。この前には横断歩道があるようです。

SE:(車が走る音)

N:音の出る信号機が設置されていない場合、車の音を頼りにして渡るしかありません。この横断歩道には、音の出る信号機が設置されているのでしょうか?

SE:ポポ!ポポ!ポポ!

N:よーく、耳を澄まして聞いてみてください。何か音がするのに気づきましたか?
実は、音の出る信号機があることを知らせるために、信号機の押ボタンからは小さな音が流れているんです。それではボタンを押してみましょう。

SE:(音の出る信号機)ピピピ

N:音の出る信号機があると、安心して渡ることができますね。

M:〜♪信号機のとうりゃんせ

N:音のチカラで、誰もが安心して過ごせるために。
ニッポン放送は「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」を通じて、音の出る信号機を贈る活動を続けています。

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