ローランド、創造性とサステナビリティをコンセプトとした新本社社屋の建設を決定

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ロ−ランド新社屋 外観イメージ

ローランドは、現在本社を置く静岡県浜松市に、研究開発の中核拠点となる新本社社屋の建設を決定し、2024年8月より着工すると発表した。

同社は、1972年に大阪市で創業し、翌1973年に浜松市に工場を設立して以降、多くの開発・製造拠点を浜松に構え、革新的な電子楽器を世界に送り出してきた。2005年には細江工場(現・浜松市北区細江町)に本社を移転し、音楽の街・浜松から世界へ、最新の電子楽器を提案し続けている。

新社屋は、今年取得する浜松市北区新都田の建物を増改築するもので、「創造性」「柔軟性」「経済性」を重視した設計となっているとのこと。「アンチスクラップ&ビルド」を合言葉に、既存建物を再利用した最小限の増改築計画とすることで、建物の建設、解体時に発生するCO2排出量の削減に大きく貢献するとしている。

ローランド株式会社 代表取締役社長 ゴードン・レイゾン氏コメント

ローランドの創業間もない時期から50年にわたって深い関係を築いてきた浜松で、新たな「クリエイティブ・ハート」とも言える新社屋の建設を発表することができ、大変うれしく思います。新社屋は、既存の建物を再利用しながらアップグレードを行うもので、コストを抑えながらも快適でサステナブルであることを目指して、社員からの提案や、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO様の協力を得て設計されました。

ここ数年の間、当社は世界各地にあるオフィスの環境整備を続けてきました。今年5月には、東京オフィスを新しい場所に移転しましたが、それに続いて浜松エリアの拠点を集約・リニューアルすることにより、社員同士のコミュニケーションが深まり、全社員が創造性をフルに発揮できる環境を作りあげることができると確信しています。

新社屋完成の際には、現在浜松市内に点在している研究開発部門や、サポート部門を同社屋に集約する予定です。これまで以上に社内のコミュニケーションやアイデアの創出が活性化し、さらなるイノベーションを生み出すことができると考えています。これからのローランドにぜひご期待ください。

新社屋概要

所在地:静岡県浜松市北区新都田一丁目6番4号
建築面積:約7,202m2 ※延床面積 約20,330m2
建物概要:鉄骨造 地上3階
総投資額:約70億円(土地/建物取得、増改築、移転等、同プロジェクトに関する全ての費用を含む)
着工予定時期:2024年8月
竣工予定時期:2025年内
設計:MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO
プロジェクト運営(PM):レンドリース・ジャパン

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