オリコン、23年4月~6月期は経常利益7.1%減

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オリコンは8月4日、2024年3月期第1四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年6月30日)を発表した。

同社グループの売上高は、コミュニケーション事業とモバイル事業が前年同期比で減収となり、データサービス事業は前年同期比で増収となった。この結果、全体では前年同期比6,124万円減(5.2%減)の11億1,434万円となった。費用面では、売上原価は労務費の引き上げ等により前年同期比2,003万円増(6.0%増)、販売費及び一般管理費はほぼ前年同期並みとなった。

以上の結果、営業利益は前年同期比8,109万円減(19.8%減)の3億2,907万円となり、営業利益率は29.5%となった。経常利益は前年同期比2,851万円減(7.1%減)の3億7,151万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比2,201万円減(8.4%減)の2億3,863万円となった。

ニュースコンテンツの提供並びにWEBサイトの制作・運営・広告販売等を行うコミュニケーション事業では、顧客満足度(CS)調査事業の売上高は、前年同期比で9.1%減少した。主にランキング更新による順位変動や前年同期に好調だった企業プロモーション活動の反動もあり、前年同期の水準を下回った。ニュース配信・PV事業の売上高は、前年同期比で1.4%減少した。自社メディア「ORICON NEWS」における4~6月のセッション数は前年同期と比べ約4%増加したが、低単価ページへの流入比率が増加し、広告単価は前年同期と比べ約18%減少した。外部メディア向けコンテンツ提供は、同社の既存のエンタテインメント分野から事業領域を拡大した結果、前年同期比で増加した。タイアップ広告やPRコンサルティングも前年同期比で増加した。以上の結果、コミュニケーション事業全体の売上高は、前年同期比5,298万円減(5.8%減)の8億5,872万円、セグメント利益は前年同期比7,753万円減(12.7%減)の5億3,341万円となった。

音楽ソフト・映像ソフト・書籍のマーケティングデータを提供するオンラインサービス「ORICON BiZ online」を中心に、当社グループが保有するエンタテインメント関連データを活用したビジネスを展開しているデータサービス事業の売上高は、前年同期比193万円増(1.2%増)の1億6,621万円、セグメント利益は前年同期比488万円増(8.6%増)の6,166万円となった。

モバイル端末向けを中心に、音楽・書籍等のコンテンツ配信サービス等を展開しているモバイル事業の売上高は、前年同期比1,018万円減(10.2%減)の8,940万円、セグメント利益は前年同期比735万円減(19.3%減)の3,071万円となった。

2024年3月期の連結業績予想は、5月10日に公表したものを据え置いた。

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