ローソンエンタテインメント、22年3月〜8月期は増収増益 チケットの取扱高はコロナ禍前の2019年度を上回る水準の実績に

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ローソンは10月6日、2023年2月期第2四半期の連結業績(2022年3月1日〜2022年8月31日)を発表した。

チケット販売・情報提供サービス業、音楽・映像ソフトの販売を行うローソンエンタテインメントについて、営業総収入は240億200万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は14億1,200万円(同157.7%増)、経常利益は15億1,100万円(同119.9%増)、当期純利益は7億5,700万円(同93.6%増)となった。

チケット事業において、7月は新型コロナウイルス感染症拡大により一部公演の中止や延期などの影響があったが、上期全体としては3年ぶりの行動制限のない大型連休やお盆などを中心に、レジャー施設への人出が回復し、大型のコンサートやライブなどのイベントの開催も活況となった。このような状況下、人流回復とともに増える需要を取り込むべく、各ジャンルで案件獲得に注力し、チケットの取扱高はコロナ禍前の2019年度を上回る水準の実績となっている。

また、音楽・映像ソフトの専門店「HMV」などの店舗における物販事業も、前年同期比で伸長した。一方、EC事業は巣ごもり需要の一巡により売上は減少したが、エンタメグッズ・コスメなど商材領域の拡大に取り組んでいる。なお、HMVを中心に、書籍・CD・DVDなどを販売する複合店「HMV&BOOKS」やレコード専門店「HMV record shop」を含め、8月末日現在の店舗数は55店舗となった。

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