ソニーとWSオーディオロジー社がOTC補聴器事業で協業、米国向けにソニーブランドで展開予定

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ソニーおよびデンマークのWSオーディオロジーは、OTC (over the counter)補聴器事業の領域において商品やサービスを共同で開発および供給することを目的として協業契約を締結した。

8月16日付の米国FDA(Food and Drug Administration、食品医薬局)による規制変更に伴い、米国市場では今年10月以降、医療機器である補聴器の販売が、専門技師を有する販売事業者を通じた従来の販路だけでなく、新たにコンスーマー販路(OTC)でも可能となる見込みだ。

本協業を通じて、両社のもつ技術やノウハウを結集し、同分野で新たな業界スタンダードとなる商品・ソリューションを生み出すことをめざす。そのために、ソニーが強みとする様々な音響技術や小型化技術、幅広い商品の販売・サービス体制と、WSA社が100年以上にわたり主要補聴器メーカーとしてユーザーに寄り添い培ってきた聴覚の技術・ノウハウの融合を進めていく。

両社の技術を駆使することで、一人ひとりの聴覚のレベルやライフスタイルに沿いパーソナライズした機能や装着性能を進化させ、聴覚に不安を抱える人にとって、快適で自然に使い続けられる新たな商品・サービスの開発を追求していく。

なお、本協業に基づく第1弾の商品を現在開発中で、米国向けにソニーブランドで展開予定だ。

ソニー株式会社 新規ビジネス・技術開発本部 副本部長 櫨本修氏コメント

ソニー株式会社は、世界中の人と社会に、テクノロジーの追求と新たなチャレンジによって、「感動」と「安心」を提供し続けることをビジョンとして掲げています。長年業界をリードしユーザーの信頼を築いてきたWSA社とともに、様々な技術を駆使して、日常生活の「安心」に貢献し、今後の商品・サービスの可能性を広げ「感動」を創出していきたいと考えています。

WS Audiology Denmark A/S チーフマーケティングオフィサー 兼 OTC補聴器事業プレジデント マーテン・バルメントロ氏コメント

この度のソニーとの協業を大変喜ばしく思っています。ソニーの音質に対するあくなき技術の挑戦と情熱が、これまで音楽を愛する多くのユーザーの期待に応えるリスニング体験を可能にしてきました。ベストな音質を追求する姿勢は両社に共通するパッションであり、それが本協業の実現につながりました。ソニーのブランドと幅広い販路によって、「すべての方に素晴らしい音質を届ける」という当社のパーパスを実現する大きな一歩を踏み出すことができると考えます。

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