エムアップの子会社VR MODE、5Gおよびメタバース時代に向けてJストリームおよびクロスデバイスと資本提携

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エムアップホールディングスの連結子会社であるVR MODEは、7月28日開催の取締役会において、業務提携先であるJストリームおよびクロスデバイスを割当先とする第三者割当増資を実施し、資本提携を行うことを決定した。なお、今回の第三者割当増資により、VR MODEがエムアップホールディングスの特定子会社に該当することとなることも発表した。

今回の第三者割当増資により両社との関係をより一層強化することで、来るべき5Gおよびメタバース時代に向けて、より高精細な次世代規格での映像提供や、ユーザーの通信状態に合わせた安定視聴環境の提供、各デバイスに合わせた使いやすいユーザーインターフェースの実現等、サービスの向上と拡大を加速させる。この分野におけるマーケットシェアの拡大を図り、業界のスタンダードとなることを目指していくとのこと。

臨場感や、迫力が魅力のアーティストやアイドルのライブ公演は、VRとの親和性が非常に高く、今後さらに需要が増すと予想されており、コロナ禍においてはライブ・コンサート・舞台などのネット配信への関心を更に高める結果となった。また、昨今注目されるメタバース領域におけるVRコンテンツの展開も含めて、ライブ・エンタテインメント等の配信市場はより一層拡大していくものと考えられている。

VR MODEでは、VRを活用したライブ配信市場にいち早く参入し、コンサート会場のセンター最前列からの迫力あるライブ映像の生配信・オンデマンド配信をはじめ、人気タレント・アイドルのVRシナリオ映像、セコンド視点からの大迫力の格闘技映像の配信など、幅広くVRコンテンツを提供し続けてきた。また、アーティストオリジナルのVRギア制作や、CD・DVDとのバンドル販売など、周辺の事業領域も順調に拡大させている。

Jストリームからは、VR MODEのサービス開始以来、大容量データを高速かつ安定的に配信するCDNサービスや、ライブイベント向けのオリジンサーバー等の提供を受けている。加えて、今回Jストリームから社外取締役の派遣により、更なる連携強化を図っていくという。

クロスデバイスとは、高画質配信のVR動画プレーヤーの提供や、VR映像撮影時の知見の共有等、様々な分野で技術協力を得ている。また、アーティストオリジナルのVRギア制作等、周辺の事業領域も共同で行ってきた。

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