KADOKAWA、中国テンセントグループと資本業務提携 アニメ作品への共同出資やゲーム化の共同開発など取組強化

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KADOKAWAは10月29日、中国テンセントグループの中核会社Tencent Holdings Limitedが間接的に完全保有する子会社であるSixjoy Hong Kong Limited(Sixjoy)およびテンセントジャパンを通じ、同グループとの間で資本業務提携を行うと発表した。

KADOKAWAは、第三者割当増資により本第三者割当増資後の発行済株式総数の6.86%に相当する486万2,200株を発行し、Sixjoyがその総数を引き受ける。これにより、約300億円の資金を調達する。また、Sixjoyおよびテンセントジャパンとの間で、同社のアニメ作品への共同出資、並びに当該アニメ作品のゲーム化における共同開発等の取組強化に合意しているとのこと。

調達した資金は、出版点数を増やすための編集者の確保、アニメや映画の作品数を増やすためのプロデューサーの確保やアニメ制作にまつわるスタジオや制作設備の増強、アニメやゲームの制作投資、製作委員会への出資、およびコンテンツ創出企業への投資を想定している。

また、書籍の海外展開のための翻訳版の作成、コミックスのスマホ対応版の作成、コンテンツの販売効果を上げるデジタルマーケティングのためのシステム投資等も計画しているとのこと。

テンセントグループとの間では、これまで中国にて出版事業等を展開する合弁会社である広州天聞角川動漫や、同社IP(Intellectual Property)の電子書籍、アニメ、ゲーム作品等の中国配信等を通じた協業を継続的に進めてきた。今般、同グループとの協議の結果、両社間の資本面における提携関係を構築するとともに、アニメ、ゲーム分野における両社共同による取組強化を図ることで、同社IPの中国を含む世界市場を見据えた「グローバル・メディアミックス」戦略推進の一層の強化・加速を推進する。

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