Apple、クラシック音楽ストリーミングサービスのPrimephonicを買収

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Appleはアメリカ時間8月30日、有名なクラシック音楽ストリーミングサービスであるPrimephonicを買収したと発表した。Primephonicは、クラシック音楽に最適化された検索およびブラウズ機能、最高品質のオーディオ、専門家が厳選したおすすめ、レパートリーと作品に関する豊富な関連情報を備えたリスニング体験を提供している。

Primephonicが加わることで、Apple Musicのサブスクリプションの登録者は、Primephonicのプレイリストや限定オーディオコンテンツをはじめ、大幅に向上したクラシック音楽体験を利用できるようになる。今後数か月のうちに、Apple Musicのクラシック音楽ファンは、作曲者やレパートリー別のより優れたブラウズおよび検索機能やクラシック音楽のメタデータの詳細表示などのPrimephonicの最高の機能、そして新しい機能やメリットにより、特化した体験ができるようになる。

AppleのApple MusicおよびBeats担当バイスプレジデント、オリバー・シュッサー氏は「私たちはクラシック音楽を愛し、深い敬意を持っており、Primephonicはクラシック愛好家の間で高い人気を誇っています。私たちは共に、Apple Musicに素晴らしい新たなクラシック機能をもたらすだけでなく、近いうちに、真に世界最高となるクラシック音楽に特化した体験をお届けします」と述べている。

Primephonicの共同創業者でCEOのトーマス・ステファンズ氏は「Primephonicの長所をApple Musicのサブスクリプションの登録者に提供できることは、クラシック音楽業界にとって大きな発展です。Primephonicのサービスと私たちがクラシック業界で行ってきたことはアーティストに愛されており、このたび、Appleに加わって何百万人ものリスナーに究極の体験をお届けできることになりました。私たちはクラシック音楽を広め、新しい世代の音楽家を新しい世代のリスナーとつなぎます」と述べている。

Primephonicの主要株主であるゴードン・P・ゲッティ氏は「Primephonicは、クラシック音楽がこれからの世代に大切な存在であり続けられるように設立されました。PrimephonicとAppleがその使命を果たし、世界中のリスナーにクラシック音楽をお届けします」と、述べている。

9月7日より、Primephonicは新規でサブスクリプションの登録をすることができなくなり、オフラインになる。Apple Musicは来年、ファンに好評だったPrimephonicのクラシックのユーザーインターフェイスに追加機能を組み合わせた、専用のクラシック音楽アプリケーションを公開する予定だ。それまでの間、現在のPrimephonicのサブスクリプションの登録者は、Apple Musicを6か月間無料で利用できる。すべてがロスレス/ハイレゾに対応している何十万ものクラシックのアルバムに加え、定期的に新しく公開されていく、Apple Musicの空間オーディオに対応した何百ものクラシックのアルバムを聴くことができる。

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