UUUM、20年6月〜21年5月期は営業利益17.9%減 販管費増加のため

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UUUMは7月14日、2021年5月期の連結業績(2020年6月1日〜2021年5月31日)を発表した。

当連結会計年度における同社グループの経営成績は、売上高は244億8,839万円(前年同期比9.0%増)となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、広告主による広告出稿金額の減少やイベント自粛などの影響を受けたものの、業務提携含めたチャンネル数拡大によりアドセンス収入が拡大し、複合的な提案を積極的に進めたことにより国内外における広告事業の収入も拡大した。

営業利益は8億1,595万円(前年同期比17.9%減)となり、経常利益は8億5,528万円(前年同期比8.3%減)となった。これは主として、売上増加に伴う売上総利益の増加があった一方で、人件費、戦略投資および地代家賃を中心とした販管費が増加したことによるもの。また、営業外収益として宮崎拠点に関する助成金収入を計上した。

なお、前期に計上した投資有価証券評価損等の特別損失が当期は計上されていないため、親会社株主に帰属する当期純利益は5億4,914万円(前年同期比53.0%増)となった。

2022年5月期の見通しについて、連結売上高は国内外での広告事業のさらなる拡大やクリエイターブランドの拡大を織り込み、収益認識基準変更前で当期比11.9%増の274億円(収益認識基準変更後は245億円)、連結営業利益は売上成長に沿った売上総利益の増加を見込む一方、人員増加に伴う人件費の増加を見込んで8億3,000万円とし、親会社株主に帰属する当期純利益は4億7,000万円と予想している。なお、イベント自粛によるオフラインのグッズ販売やイベントビジネスへの影響は年間を通じて続くと想定しているとのこと。

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