日本コロムビア、新レーベル「びいだまレコーズ」発足 第1弾作品に作詞活動50周年の松本隆トリビュートアルバム

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びいだまレコーズ

日本コロムビアは、新レーベル「びいだまレコーズ」を発足し、レーベル第1弾作品として作詞活動50周年を迎えた松本隆のトリビュートアルバム「風街に連れてって!」を7月14日にリリースする。

この新レーベルは、“ことば”に込められた想いや響き、それが”うた”として発せられた時の喜びや感動を届けることを目的として作られたレーベルで、”ことば”をあやつる作詞家やシンガーソングライター、そして”ことば”を受け止めて”うた”で表現することができるシンガーにフォーカスを当てたリリースを予定している。

レーベル名はビー玉のように色とりどりのことばや歌を綴り、それらの言葉や歌がキラキラと光が反射するビー玉にように人々の心を照らしていくことを意図して付けられた。「びいだま」というレーベル名は、「硝子の少年」(Kinki Kids)など松本隆の歌詞にもたびたび登場する言葉だが、複数の候補から松本隆本人が最終的に決定した。

レーベル第1弾作品となる松本隆トリビュートアルバム「風街に連れてって!」は、日本の音楽史に数々の金字塔を打ち立ててきた松本隆の作詞活動50周年を記念したもので、プロデューサーには亀田誠治を迎え、B’z、宮本浩次、幾田りら、池田エライザら幅広い世代の日本のトップアーティストが集まり、時を越えて愛される松本作品をカバーするアルバムとなっている。

「びいだまレコーズ」に関しての松本隆コメント

僕はこれまで日本コロムビアで、クラシックのアルバム「白鳥の歌」やクミコの「デラシネ」などをリリースしてきた。2020年にコロムビアの110 周年と、僕の50周年が重なったという縁もあり、今回、このトリビュート・アルバムを、コロムビアが新たに立ち上げるレーベルから発売することになった。レーベル名はいくつかの候補の中から、僕が「びいだまレコード」を選んだ。「びいだま」は硝子でできた球体で、キラキラして透き通ったきれいなもの。僕の作品でいうと「硝子の少年」にもこの言葉が出てくるし、「ガラスの林檎」ともイメージが繋がる。子供時代の無邪気な自分とも重なるような思いもある、素敵なネーミングだね。色とりどりの言葉と歌がキラキラと反射するような、言葉と歌を大切にするレーベルに育ってほしい。リリースされる作品はポップスに限らず、クラシックもジャズでも、シャンソンでもいい。そこに言葉で束ねる」という切り口があれば、それは新しいし、みんなが納得できるレーベルになるんじゃないかな。僕もこのレーベルで、自身の集大成となる作品を今後も発表していきたいと思っています。

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