ヤマハ、文化芸術20団体と共にスマホアプリ「おもてなしガイド」を活用した新しい旅行スタイルを開始

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ヤマハは、文化庁の令和2年度戦略的芸術文化創造事業「文化芸術収益力強化事業」として、「鑑賞型から参加型へのシフト及び海外市場の開拓を通じた新たなビジネスモデルの確立(以下、本事業)」を受託し、国内20の文化芸術団体と共に、2月1日から2月28日を対象期間に実証事業を行う。

文化芸術団体や活動拠点である劇場・音楽堂、博物館など(以下、文化芸術団体等)においては、昨今の新型コロナウィルスの感染拡大により入場料収益が十分に得られず、経営状況の悪化、ひいては日本の文化芸術振興の衰退が懸念されている。

日本の文化芸術団体等の収益確保・強化のためには、With/Afterコロナを見据えた持続可能なビジネスモデルの構築・普及が必要となるが、本事業では、多言語対応型・参加型の新たな文化芸術鑑賞形態を通じ、事業成果のモデル化・水平展開を目指す。

本事業の推進にあたっては、音響通信協会が提供する「おもてなしガイド powered by SoundUD」アプリを中心に、ヤマハが開発した多言語字幕・リモート応援システムなどの「SoundUD」ソリューション、そしてアクティビティジャパン、ドワンゴを中心とした映像制作、配信システムなどを活用する。

具体的には、With/Afterコロナを見据えたアプリ型の「音声ガイド・解説ガイド」や、リモートでも楽しく安全に観光を楽しむことができる「動画ツアー・リモートツアー」コンテンツを開発し、全国各地の文化芸術施設で実験的に展開。文化芸術団体等の収益確保・強化に向けたビジネスモデル検討などについては、ヤマハおよびデロイトトーマツコンサルティングにて支援する。

本事業に参加する文化芸術団体等は、ヤマハおよびデロイトトーマツコンサルティングが2020年11月2日から11月13日にかけて行った公募によって確定した。本事業の内容および参加芸術団体についての詳細は、特設サイトを確認のこと。

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