ヤマハ、ニューノーマル時代の新しい音楽ライブの形を提案「Distance Viewing」を初開催

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ヤマハは、「Yamaha COVID-19 Project」の取り組みの1つとして、アーティストの迫力のあるライブパフォーマンスを忠実に記録し、そのパフォーマンスをステージ上にバーチャル再現する次世代ライブビューイング「Distance Viewing(ディスタンス・ビューイング)」を開発した。

ライブ音声を完全再現し、リアルな等身大映像と本番さながらの照明演出でそのパフォーマンスをステージによみがえらせる。コロナ禍で苦境にあるライブハウスの新たな動員源となるライブコンテンツを提供する。

これに伴い、10月19日に東京・ライブ&カフェ・スペース「Veats Shibuya」にて、ORESAMA(オレサマ)のワンマンライブの公演を、初の「Distance Viewing」で実施する。前日18日に行われるORESAMAのライブパフォーマンスを本システムで忠実に記録し、同会場で上映してステージ上に再現する一般向けのバーチャルライブイベントとなる。

ORESAMA Vo.ぽんコメント

以前とは日常もライブの在り方もガラッと変わってしまった今、「Distance Viewing」という新たな試みに参加させていただけることをとても嬉しく思います。ライブはネット配信が主流になりつつありますが、私たちとしては現場ももっと復活させていきたい、共有したい、ひとりでも多く体感してもらいたいという気持ちが日増しに強くなるなか、今後「Distance Viewing」のような技術がライブの可能性を広げてくれるのではないかと期待しています。

Veats Shibuya 店長 川上貴也氏コメント

新型コロナウイルスのパンデミックによってVeats Shibuyaも大きな打撃を受け、今年の4月以降は観客を入れて行ういわゆる「普通のライブ」が全く出来ない状況になりました。現在出演して頂いているアーティストの皆さまも、なんとか音楽活動を継続させようと尽力していらっしゃいますが、ライブハウスの醍醐味でもある「非日常空間の中」で「大音量」「熱気」を感じるリアルな体験を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうです。今回の「Distance Viewing」を通して、あたかもそこにアーティストがいるかのような臨場感を体感して頂き、またライブハウスに足を運んで頂く機会の1つになれば幸いです。

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