Apple Music、ラジオステーションBeats 1を「Apple Music 1」に改称 新たな2つも公開

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Apple Musicで初公開された新しいApple Musicのラジオ

Appleは8月18日、ラジオ番組をグローバルに配信し、165か国の音楽ファンが楽しめる、Apple Musicで2つの新しいライブラジオステーションを発表した。世界的に有名なラジオステーションBeats 1の名称がApple Music 1に変わるほか、2つのラジオステーション、Apple Music HitsとApple Music Countryが新たに公開される。

Apple Music Hitsは、1980年代、1990年代、2000年代の人気のヒット曲を中心に取り上げ、Apple Music Countryはカントリーミュージック専門のステーションとなる。

2015年のApple Musicの公開以来、Beats 1は、選り抜きのアーティストの真髄に迫るインタビュー、どこよりも多く世界規模で独占公開されるオリジナルコンテンツ、カルチャーをリードし話題の中心となるユニークな番組を常に提供し、世界最多のリスナー数を誇るラジオステーションの1つに成長した。このような進化を通じて、Beats 1はアーティストのコミュニティで連帯感を高め、人の手によるキュレーションや発見を推進してきた。このアプローチは今回発表した3つのステーションにも受け継がれていく。

Apple Music、Beats、およびインターナショナルコンテンツ担当バイスプレジデントであるオリバー・シュッサー氏は「この5年間、ミュージックカルチャーにおける重要な節目があったとすれば、それはBeats 1です。Beats 1は、人の手によるキュレーションを最前面に押し出し、音楽界で最も革新的で高い評価を受けている人気の顔ぶれを揃えてリスナーを引き付けてきました。そして今回、Apple Musicのラジオでは、あらゆるジャンルのアーティストが語ったり、創作したり、ファンと音楽を共有したりできる、これまでにないグローバルなプラットフォームを提供します。しかも、これはほんの始まりに過ぎません。Appleは引き続きライブラジオに注力し、世界中のリスナーが愛する音楽と繋がる機会を生み出していきます」と述べている。

Apple Music 1は、ロサンゼルス、ニューヨーク、ナッシュビル、ロンドンの最先端のスタジオから、ポップカルチャーに関するトークやアーティスト自身が手がける番組を提供する。また、世界中のアーティストが新曲やホットなニュースを公開し、ファンに直接語りかけることができるインターナショナルな場所でもある。Apple Music 1では、Zane Lowe、Ebro Darden、Brooke Reese、ドッティ、Hanuman Welch、Matt Wilkinson、Nadeska、Rebecca Judd、Travis Millsをメインパーソナリティに迎え、Action Bronson、ビリー・アイリッシュ、エルトン・ジョン、Joe Kay、リル・ウェイン、フランク・オーシャン、Vince Staples、ザ・ウィークエンドなど著名なアーティストによる番組や、Aitch、Kerwin Frost、ハイム、レディー・ガガ、ナイル・ロジャース、トラヴィス・スコット、Charlie Sloth、ヤングM.A、などによる新番組も用意している。

また、Apple Music 1ではJ. バルヴィンの新しい番組のほか、リスナーに人気の「¡Dale Play! with Sandra Peña」や「La Fórmula Radio with El Guru」など、世界のラテン音楽の響きを楽しめる番組もいくつか用意。さらに、アフリカが誇る最高の音楽とアーティストを紹介する番組「Africa Now Radio with Cuppy」も配信する。

Apple Musicのグローバルクリエイティブディレクターであり、ホストでもあるゼイン・ロウ氏は「Apple Musicは、アーティストやファンにとって、そして素晴らしい音楽にとって、重要な拠点です。私はいわゆる音楽オタクです。この時代の最も重要な、高く評価されたアーティストだけでなく、エキサイティングな新人アーティストを発掘して、その曲をかけるのが好きです。なぜなら、素晴らしい音楽に知名度は関係なく、Apple Musicのファンはとにかく素晴らしい音楽を聴きたいと思っているからです。Apple Musicのラジオはまさにそのためにあります」と述べている。

Apple Music Hitsは、長年にわたって音楽ファンを魅了し続けている、80年代、90年代、2000年代の名曲を網羅。Apple Music Hitsでは、著名なアーティストやホストが登場する新番組を放送し、世界の名曲の背景にあるストーリーを視聴者に提供する。ジェイド・ドノヴァン、エステル、Lowkey、ジェン・マリノ、サビィ、Nicole SkyとNatalie Sky、George Stroumboulopoulos(「House of Strombo」)などのホストが日替わりの番組を中心にオンエアし、アリ・メルバーらによるスペシャル番組も提供する。ファンは、バックストリート・ボーイズ、シアラ、マーク・ホッパス、ヒューイ・ルイス、アラニス・モリセット、スヌープ・ドッグ、メーガン・トレイナー、シャナイア・トゥエインなどのアーティストが直接おくる、ここでしか聴くことのできない新番組を視聴できる。

Apple Music Countryでは、すばらしい歌声を持った才能を多数輩出し、ますます多彩になるカントリーミュージックの世界を紹介する。カントリーミュージックの文化は、ラジオを抜きにして語ることはできない。Apple Music Countryは、そのラジオの視聴体験をパワーアップして現代のファンに提供する。カントリーミュージックは世界中にひろがり、独自の発展を見せており、ますます多彩になるカントリーミュージックの世界を知る上でこれ以上ない番組になることを目指すという。今最高の音楽や明日のスターを紹介するとともに、カントリーミュージックを形作り、1つのジャンルへと育てた往年の伝説的アーティストと曲を偲ぶ。日替わりで登場するホストのKelleigh Bannen、ティ・ベントル、ブリー、アレシア・デイビス、ワード・グエンサー、ナーダ、ティエラ、そして週1回放送されるアシュリー・アイシャーとケリー・マッカートニーの番組など、カントリーミュージックの魅力を幅広く伝える出演者がおくる。また、ファンは、Jimmie Allen、KELSEA BALLERINI、ダークス・ベントリー、BRELAND、ルーク・ブライアン、Luke Combs、Morgan Evans、フロリダ・ジョージア・ライン、Pat Green、Willie Jones、Chrissy Metz、ミッドランド、Rissi Palmer、The Shires、キャリー・アンダーウッド、Morgan Wallenといったアーティストがおくるここでしか聴けない番組や、伝説のプロデューサーや作曲家であるDave Cobb、Jesse Frasure、ルーク・レアード、そしてジャーナリストのハンター・ケリーがおくる番組も楽しめる。

Apple Musicのラジオは、iPhone、iPad、iPod、CarPlay、Apple Watch、Apple TV、Mac、HomePod、music.apple.com/jpのウェブサイトなど、Apple Musicを視聴できればどこでも楽しめる。また、Siriに「Apple Music 1(Apple Music Hits、Apple Music Country)を再生して」と話しかけて聴くこともできる。

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