スペシャ2020年3月期 第1四半期、売上高は37億4,779万円

ビジネス

スペースシャワーネットワークは7月25日、2020年3月期 第1四半期決算(2019年4月1日〜2019年6月30日)を発表した。

売上高は37億4,779万円と前年同期比4億1,952万円増(同12.6%増)となった。しかし、有料放送チャンネルの高画質化によるコストの増加や、「@ほぉ〜むカフェ」大阪出店に伴う一時コストの計上などにより、営業利益は986万円と前年同期比2,997万円減(同75.2%減)、経常利益は1,486万円と前年同期比2,798万円減(同65.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は467万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益3,193万円)となった。

引き続き、定額聴き放題のサブスクリプション音楽配信サービス、ポップカルチャー市場を始めとする成長市場でのポジショニング確立に向けた取り組み、映像コンテンツのマルチウィンドウ展開への取り組み、ヒットの創出に向けた取り組みを推進していく。

セグメント別の業績は次のとおり。

メディア・コンテンツ セグメントは、音楽チャンネル運営を中心とするメディア事業、イベント・コンテンツプロデュース事業、アーティストマネジメント事業、レーベル・ディストリビューション事業、および「WWW」「WWW X」を運営するライブハウス事業などの事業ユニットを中心に、連結子会社Pヴァインのレーベル事業、コネクトプラスのファンクラブ事業、インフィニアのコンセプトカフェ事業、GROVEのSNSマーケティング事業等を加えて、各事業分野の成長施策の推進にあたっている。

メディア事業においては、2018年10月からの「スペースシャワーTV」高画質化に伴う衛星回線利用料の増加分が通年計上となることにより前年同期比で減益となった。

レーベル・ディストリビューション事業においては、定額聴き放題のサブスクリプション音楽配信市場の拡大により、前年同期比増収増益となった。

また、ライブハウス事業においても、好調な稼働率に牽引され、前年同期比増収増益となった。

その他、インフィニアが運営する「@ほぉ〜むカフェ」については、引き続き好調な集客に加え、大阪本店の開店により、売上高は前年同期を上回ったものの、大阪出店に伴う一時費用の計上により経常利益については、前年同期を下回った。

また、2019年3月に新たにグループに加わったGROVEについては、セグメント売上高の前年同期比増に大きく寄与したものの、企業としての成長フェーズにあることから生じる先行投資的コストにより、セグメント利益への貢献には至らなかった。

この結果、同セグメントの売上高は34億6,303万円と前年同期比3億6,682万円増(同11.8%増)となり、経常利益(セグメント利益)については5,754万円と前年同期比1,804万円減(同23.9%減)となった。

映像制作セグメントは、大型ライブ映像制作や企業映像制作案件の受注が好調に推移したことなどにより、売上高は2億8,475万円と前年同期比5,270万円増(同22.7%増)となり、経常利益(セグメント利益)についても432万円と前年同期比320万円増(同288.6%増)となった。

連結業績予想は、概ね予想通りに推移しているとし、2019年4月26日発表のものを据え置いた。

オススメ