新鋭フレンチポップ姫のジェインが首位、2019年を占うアーティスト勢により上位激戦【エアモニ】

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今週、2019年1月16日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2019年1月7日〜1月13日プランテック調べ)では、新鋭フレンチ・ポップ・プリンセス、ジェインの「オールライト」が1位に輝いた。

1月9日に日本リリースとなるアルバム「ソウルジャー」からのリード曲で、広い範囲の局でパワープレイに選出。同リリースに合わせてオンエアを急増させ、先週14位から一気に上りつめたかっこうだ。どことなくオリエンタルな雰囲気とポップなメロディが中毒性を有する楽曲、そして数千万回再生を越えるMVではそのファッション・センスも注目されるとあり、幅広いリスナーに訴求していくことだろう。今後のリクエスト数にも注目したい。

今週は、Mrs.GREEN APPLE「僕のこと」と桑田 佳祐 & The Pin Boys「レッツゴーボウリング」が同着の2位となった。元旦にリリースした桑田新ユニットによる“ボウリング公式ソング”は、先週1位からのダウンながら大量オンエアを引き続きキープ。一方、Mrs.GREEN APPLEの同新曲はリリース週を受けてオンエアを伸ばし、先週22位からの急浮上だ。チャートイン2週目にしてリクエストが多く集まっていることから、ラジオリスナーに安定した支持基盤があるのが窺える。
 

TOP10争い激しく8曲が入れ替わり、新人/ベテランによる注目の新曲が続々急上昇

今週のTOP10は8曲が入れ替わる激戦となった。4位のいきものがかり「WE DO」は先週31位から、5位のKitri「羅針鳥」は先週30位から、6位のNeighbors Complain「LST/D」は先週17位から、8位の竹内 アンナ「Free! Free! Free!」は先週19位から、9位のOKAMOTO’S「Dreaming Man」は先週42位からそれぞれ大きく上昇。10位の岡崎体育「からだ」は圏外から初登場TOP10入りだ。

また、上位20曲に視野を広げても、12位のAAA「笑顔のループ」(前107位)、14位の須田 景凪「パレイドリア」(前71位)、15位のクリス・ブラウン「アンディサイデッド」(初登場)、17位の斉藤 和義「アレ」(前172位)、18位の青山 テルマ「In This Place〜2人のキズナ」(前35位)と、注目曲が続々急浮上し上位に食い込むチャートとなった。

昨年はあいみょんがブレイクを果たしているが、今年も上述のKitri、Neighbors Complain、King Gnu、竹内 アンナ、須田 景凪、あるいは21位以下にチャートイン中の日食 なつこ、THE CHARM PARK、オメでたい頭でなにより、ビッケブランカ、浜端 ヨウヘイあたりからブレイクスルー・アーティストが生まれるかもしれない。ラジオは近年、特に“音”で勝負する新人アーティストにとって重要なアピールの場となっているからだ。先週は「NHK紅白歌合戦」からの流れもあり2018年を振り返るチャートとなったが、今週は2019年の音楽シーンを占うアーティスト達が肩を並べるものとなった。
 

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2019年1月7日〜1月13日)
1.オールライト / ジェイン
2.僕のこと / Mrs.GREEN APPLE
2.レッツゴーボウリング / 桑田 佳祐 & The Pin Boys
4.WE DO / いきものがかり
5.羅針鳥 / Kitri
6.LST/D / Neighbors Complain
7.Slumberland / King Gnu
8.Free! Free! Free! / 竹内 アンナ
9.Dreaming Man / OKAMOTO’S
10.からだ / 岡崎体育

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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