SHE’Sが初の首位、リスナー支持厚くセールスも好調“あいみょん”が2位へ【エアモニ】

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今週、2018年8月15日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2018年8月6日〜2018年8月12日プランテック調べ)では、大阪出身の次世代ピアノロックバンド、SHE’Sの「歓びの陽」が自身初のエアモニチャート首位を獲得した。先週4位に初登場し、チャートイン2週目にしての制覇だ。

8月8日リリースにあわせた大量オンエアであり、パワープレイへの選出も今週最多。今回の調査期間内ではFM NACK5の番組「キラメキ ミュージック スター『キラスタ』」の公開生放送を皮切りに、多数出演もみられた。

インディーズ時代にはTOKYO FMの人気番組「SCHOOL OF LOCK!」他が主催する「閃光ライオット2012」にて、ファイナリストに選出された事もあり、ラジオとの親和性も高いのだろう。8月いっぱいは引き続き大量オンエアが見込める。

2位はあいみょん「マリーゴールド」が、こちらはリリース週にあわせて理想的に推移し、先週6位からの上昇だ。7月2日〜8日週に13位で初登場以来、8位→10位→9位→6位→2位と5週連続でTOP10をキープ。長期間におよぶ大量オンエアの結果、セールスも期待に見合うものとなった。

繰り返しとなるが、デビュー時より地道なラジオプロモーションを行ってきたかいあり、今週はDAOKO×米津 玄師「打上花火」と同数となる多くのリクエストを集めるなど、ラジオリスナーに厚い支持基盤があるのが窺える。11月後半から行うワンマンツアーでは、全11公演すべてソールドアウトとのこと。今作がブレイクスルー・シングルとなったと言っても過言ではないだろう。

3位はビッケブランカの両A面シングルの一曲「夏の夢」が、先週25位から急上昇した。7月9日〜15日チャートで40位に初登場し、以降58位→69位→25位と推移していたものの、8月8日リリースにあわせて一気にオンエア数を伸ばした。また、両A面のもう一曲でアニメ映画「詩季織々」の主題歌「WALK」も今週127位に初登場している。

こぞってセールスも好調、次世代アーティスト達がチャート上位に台頭する。

今週のTOP3は上述のようにいわゆる次世代アーティストが占める結果となった。全て8月8日リリースにあわせての大量露出だ。

そこで、今週リリースされた次世代アーティストの曲を掘り下げてみると、夜の本気ダンス「Magical Feelin’」(8位)、スピラ・スピカ「スタートダッシュ」(33位)、CIVILIAN「何度でも」(55位)などはセールスもまずまずの様子。そんななか、やはり頭一つ抜き出たのはあいみょんだ。

今ではテレビ露出も増えつつあるが、2016年のメジャーデビュー以来、作品ごとに地道なラジオプロモーションを積み重ね、トップアーティストと並ぶ多数リクエストを集めるまでになったあいみょん。耳馴染みの良いJ-POPの王道チューン「マリーゴールド」そのものの力もあいまり、長い時間をかけて広く“聴かせた”ことが結果を伴ったのだろう。

ヒットの鉄則“曲を覚えてもらうまで聴かせる”ためのツールとして、ラジオを上手く使った好例だと言えよう。

RADIO ON AIR DATA(集計期間:2018年8月6日〜2018年8月12日)
1.歓びの陽 / SHE’S
2.マリーゴールド / あいみょん
3.夏の夢 / ビッケブランカ
4.壮年JUMP / サザンオールスターズ
5.alright / 竹内 アンナ
6.世界はあなたに笑いかけている / Little Glee Monster
7.青と夏 / Mrs.GREEN APPLE
8.Magical Feelin’ / 夜の本気ダンス
9.望遠のマーチ / BUMP OF CHICKEN
9.夏のプリンス / ケツメイシ

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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