宇多田ヒカル「初恋」が1位、サザンがチャート席巻【エアモニ】

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今週、2018年7月4日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2018年6月25日〜2018年7月1日プランテック調べ)では、宇多田ヒカル「初恋」が先週10位から上昇し首位を獲得した。

5月28日から6月3日週チャートに初登場して以来、1か月間TOP10を維持し続け、ついに1位へ上りつめたかっこうだ。

同タイトル曲を収録したアルバム「初恋」の27日リリースにあわせた理想的なチャートアクションだが、同作には7曲ものタイアップソングが収録されていることもあり、今週のTOP200圏内に5曲がチャートイン。なかでも「パクチーの唄」はノンタイアップながら169位に入っている。

その興味深いタイトルに注目し「初恋」と一緒にオンエアした番組も多かったが、リリースとほぼ同時に多国籍バンド、スーパーオーガニズムによるカバーが公開されたことも特筆すべき点だ。

プロモーション企画として宇多田側からオファーしたとのことだが、同スーパーオーガニズムver.も数回のオンエアが見られており、こちらも今後、より注目が集まることだろう。

2位はSuchmos「VOLT-AGE」で、先週1位からのワンランクダウン。もはやお馴染みの“2018 NHKサッカーテーマソング”であり、ワールドカップの興盛もあいまって依然として大量オンエアをキープしている。

3位はソフィー・タッカー「ザッツ・イット(アイム・クレイジー)」が先週2位より同じくワンランクダウン。引き続きパワープレイ選出によるオンエアが大半を占めているとともに、これで4週連続TOP3入りとなった。

BiSHがメジャー4枚目のシングルで快挙、エアモニ初のTOP5入り

BiSHが27日にリリースしたメジャー4枚目にして自身初となる両A面シングルから、「Life is beautiful」が今週5位にチャートインした。

Fm yokohama、bayfm、FM NACK5、FM FUJI、文化放送でのパワープレイや、InterFMのWeekly Songs“Hot Picks”への選出により、先週13位から浮上。自身にとってエアモニ・チャート初のTOP5入りとなった。

山下達郎の新曲、オンエア全面解禁でいきなり6位に初登場

山下達郎「ミライのテーマ」が今週6位に初登場した。25周年を迎える自身のレギュラー番組「サンデー・ソングブック」(JFN系列)で前週24日に初オンエアされると、翌日25日から他番組・放送局でも全面的に解禁。関東・関西のFM局を中心に積極的にオンエアされた。

サザンオールスターズがチャートを席巻、11曲がTOP200入り

25日にサザンオールスターズがデビュー40周年を迎えたことを受け、今週のTOP200圏内に実に11曲もの新旧楽曲がチャートインした。

8月1日にはアルバム「海のOh, Yeah!!」のリリースを控えるものの、同作には収録されない曲も目立った。最新曲「闘う戦士たちへ愛を込めて」に続いてオンエア数が多かったのは、やはり40年前の6月25日にリリースされたデビューシングル「勝手にシンドバット」(26位)だ。

また、同曲をはじめたくさん寄せられたリクエストのうち、最も多かったのは「みんなのうた」だった。ラジオ界ではリスナーと一緒になってサザンの40周年を祝う一週間となった。

RADIO ON AIR DATA(集計期間:2018年6月25日〜2018年7月1日)
1.初恋 / 宇多田ヒカル
2.VOLT-AGE / Suchmos
3.ザッツ・イット(アイム・クレイジー)/ ソフィー・タッカー
4.闘う戦士たちへ愛を込めて / サザンオールスターズ
5.Life is beautiful / BiSH
6.拝啓、少年よ / Hump Back
6.ミライのテーマ / 山下達郎
8.フォール・イン・ライン feat.デミ・ロヴァート / クリスティーナ・アギレラ
9.カム・オン・トゥ・ミー / ポール・マッカートニー
10.ベター・ナウ / ポスト・マローン

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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