ヤマハ、2018年3月期第1四半期連結業績を発表

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ヤマハは、8月1日、2018年3月期第1四半期連結業績を発表した。

2018年3月期第1四半期の売上高は、販売が堅調に推移したことから、28億円(2.9%)増加の1,012億円となった。損益については、営業利益は2億円(1.7%)減少の116億円、経常利益は2億円(2.1%)減少の112億円となった。また、前年同期に繰延税金資産135億円を計上していたことから、親会社株主に帰属する当期純利益は132億円(58.5%)減少の93億円となった。

セグメントの業績は以下の通り。

楽器事業の売上高は、アコースティックピアノおよびデジタルピアノは、中国での2桁成長が全体を牽引し、増収となった。ポータブルキーボードは、デジタルピアノへの買い上がりもあり、売上げが伸び悩んだ。管楽器は中高級価格帯商品が堅調に推移し売上げを伸ばしたほか、ギターは中国での販売が好調だった。セグメント全体の売上高は、前年同期に対し9億円(1.4%)増加の656億円となった。営業利益は、11億円(11.9%)減少の83億円となった。

音響機器事業の売上高は、オーディオ機器が全世界で売上げを伸ばし好調だったほか、PA機器も堅調に推移した。ICT(情報通信)機器は、音声コミュニケーション機器や国内のルーターが増収となった。セグメント全体の売上高は、前年同期に対し10億円(3.7%)増加の265億円となった。営業利益は、1億円(4.2%)減少の19億円となった。

その他の事業の売上高は、電子部品およびゴルフ用品の販売が好調だったほか、FA機器、自動車用内装部品も堅調に推移し、売上高は10億円(11.7%)増加の92億円となった。営業利益は、10億円(255.5%)増加の14億円となった。

2018年3月期連結業績予想は、今後の事業動向、為替動向等を考慮し、売上高4,320億円(前期比 5.8%増)、営業利益500億円(前期比 12.9%増)、経常利益500億円(前期比 11.3%増)に上方修正する。営業利益500億円は、2004年3月期の451億円を更新する過去最高益となる。

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