「チケット高額転売取引の防止」共同声明、新たに56組のアーティスト&2つの国内音楽イベントが賛同

一般社団法人日本音楽制作者連盟(以下、FMPJ)、一般社団法人日本音楽事業者協会(以下、JAME)、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(以下、ACPC)、コンピュータ・チケッティング協議会の4団体は、先月8月23日に、昨今横行している『チケット高額転売取引問題の防止』を求める共同声明を発表したが、新たに56組のアーティスト、2つの国内音楽イベントが賛同した。
共同声明の発表と同時に開設したオフィシャルサイトでは、現在Facebookのいいね数が1万7千いいねを超える中、更なるチケット高額転売取引の防止を求め、新たに56組のアーティスト・2つの国内音楽イベントの賛同を得た形だ。現在、172組のアーティスト、26の国内音楽イベントが賛同。今回、ここに掲載の無いアーティストからも、「賛同はしているが、違う形でこの問題と対峙したい」というコメントが複数届き、共同声明に反対するアーティストは、1組もいなかったとのこと。
一方で業界4団体としても、こうした大手企業組織によるチケット転売産業化の動きは、業界側が見落としていたユーザーニーズが存在していたことを真摯に受け止める機会と捉え、既に多数のアーティストが転売防止策やフェアリセールの新たな受け皿となるシステムを導入し始めている。今後は、初回販売タイミングでの、需給バランスに応じた最適価格設定を検討していく。
また、高額転売対策として、投機目的の買占めを抑制し得るシステムを導入しつつ、やむを得ない理由で観覧できなくなった場合を救済できる二次流通マーケットシステムの形成を急ぐ。さらにネット上の投機的高額転売を取り締まる法令制定に向け政府や自治体にも働きかけをしていく。
「チケット高額転売取引共同声明」オフィシャルサイト
http://www.tenbai-no.jp/
一般社団法人日本音楽制作者連盟(FMPJ)
一般社団法人日本音楽事業者協会(JAME)
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(ACPC)
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