GOMA STUDIOとワーナーが新レーベル「WANNA GOMA RECORDS」を設立、アニメ音楽を世界配信

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ワーナーミュージック・ジャパン、GOMA STUDIO「WANNA GOMA RECORDS」記者会見
ワーナーミュージック・ジャパンは、世界各国で開催されるアニメイベントに出演している、日本人バンドLOVERIN TAMBURIN(ラブリンタンブリン)が所属するGOMA STUDIOと業務提携し、新レーベル「WANNA GOMA RECORDS」(ワナゴマレコーズ)を設立することを発表した。

LOVERIN TAMBURINは、1997年に結成され2006年メジャーデビュー。数々のアニソンを手掛けながら活動の幅を広げ、2011年に初の海外公演をフランス、Toulouseで行って以降、活動の拠点を海外に移し、2013年には10か国19公演の海外アニフェスツアーを敢行。世界中のアニフェスで活躍する日本人バンドとしての地位を確立した。

そして今回、経済産業省の後援となる羽田空港初のアニソンフェスティバル「HANEDA INTERNATIONAL ANIME MUSIC FESTIVAL」(2015年3月26日〜28日開催)が実施され、その会場でレーベルの設立を発表した。

今後のリリースはLOVERIN TAMBURINの他、今回のフェスティバルに来日したアメリカ(デトロイト及びアトランタ)、スペイン、モロッコ、スイス、ドイツ、オーストラリア、マレーシア、フィリピンの9か国10か所で開催されたアニメフェスティバルで行ったオーディションで選ばれたシンガーを軸に随時世界配信されていく予定。

ワーナーミュージック・ジャパン 代表取締役会長 小林和之氏は、今回のレーベル設立について、「GOMA STUDIOは、メジャーがやりきれなかったことをきめ細やかにやっており、長尾君の情熱とクリエイティビティに共感した。我々の外資のアドバンテージを発揮して、彼らの潜在能力を広げ、アニメミュージックを発信していきたい」とコメント。

また、今後のビジネス展開について、GOMA STUDIO 代表取締役CEO 長尾晃裕氏は、「音楽業界が低迷しているなか、アニメフェスの動員数は年々上昇している。音楽の中でも非常に魅力的なジャンルだと思っている」とした上で、「今後は年間20ヶ国でのフェス開催を目指す。このワールドツアーを中心に、マーチャンダイジングや音源の販売をワーナーさんと組むことで、より良いカタチで現地に届けることができる」と語った。

また、すでに海外での評価の高いきゃりーぱみゅぱみゅなど、所属アーティストとのアライアンスも検討しているそうだ。
 


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