コロムビア、平成27年3月期第2四半期連結業績を発表

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日本コロムビアは、11日、平成27年3月期第2四半期の連結業績を発表した。

連結売上高は56億5千9百万円(前年同四半期に比べ16.6%減)となった。これは主に、市販/配信事業において、当期発売作品および利益率の高い過年度発売作品の売上が全般的に大きく減少したこと、特販/通販事業においても、消費税増税の影響等に伴い、その他通販会社向け商品を中心に全般的に売上が減少したことなどによるもの。

損益は、市販/配信事業において、利益率の高い過年度発売作品の売上が大きく減少したこと、特販/通販事業においても、利益率の高い音源使用にかかる取引が減少したことなどにより、営業損失は7億7千9百万円(前年同四半期は営業利益8千8百万円)となり、経常損失は7億6千6百万円(前年同四半期は経常利益9千3百万円)となった。

また、組織改革に向けた転進支援施策の実施に伴う特別退職金等の特別損失を計上したこと、将来の利益計上見込みによって計上していた繰延税金資産を取り崩したことなどにより、四半期純損失は10億4千5百万円(前年同四半期は四半期純利益1億9百万円)となった

セグメントの業績は、市販/配信事業が、当期発売作品および利益率の高い過年度発売作品の売上が全般的に大きく減少したことなどにより、売上高は40億1千8百万円(前年同四半期に比べ18.3%減)となった。また、利益率の高い過年度発売作品の売上が大きく減少したことなどにより、1億5千2百万円の営業損失(前年同四半期は営業利益5億6千2百万円)となった。

また、特販/通販事業が、消費税増税の影響等に伴い、その他通販会社向け商品を中心に全般的に売上が減少したことなどにより、売上高は8億5千1百万円(前年同四半期に比べ12.8%減)となった。全般的な売上高の減少および、利益率の高い音源使用にかかる取引が減少したことなどにより、営業利益は3億4千9百万円(前年同四半期は営業利益4億3千6百万円)となった。

その他事業の売上高は7億8千8百万円(前年同四半期に比べ11.0%減)となり、営業利益は1億3千8百万円(前年同四半期は営業利益1億7千9百万円)となった。

同社グループは、利益を安定的に計上できる体質にすることを最大の経営課題にしており、得意分野、および成長分野への経営資源の集中などの施策を継続して実施していく。同社は2012年10月1日付で、新設分割の方法により、同社の市販事業における販売に関する事業などを、コロムビア・マーケティングに承継させた。また、2014年4月1日付で、当社の配信事業および特販/通販事業における販売に関する事業についても、コロムビア・マーケティングに承継させる吸収分割を実施した。

なお、筆頭株主のフェイスによる同社株式の公開買付けが成立したことにより、2014年3月26日付で同社はフェイスの連結子会社となった。今後も、フェイス・グループの一員として戦略的パートナーシップを構築していき、グループ間の事業シナジーの実現に向けた取り組みを積極的に進めていく。

平成27年3月期の連結業績予想は、通期連結売上高115億円、営業損失6億8千万円、経常損失6億7千万円、当期純損失10億3千万円と、2014年10月28日に開示した予想から変更はない。
 


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