第10回東京国際ミュージックマーケットが本日より開催、24日まで
日本音楽の海外進出促進を目的として行われている「第10回東京国際ミュージックマーケット（10ThTIMM）」が本日よりスタートした。
東京国際ミュージックマーケットは、経済産業省が推進する「JAPAN国際コンテンツフェスティバル（CoFesta）」の一環として毎年開催されており、昨年に引き続き「TIFFCOM 2013 Marketplace for film & TV in Asia（TIFFCOM）」「東京国際アニメ祭（TIAF）」と会場を共有し、今年から名称を「Japan Content Showcase 2013」として10月22日、23日、24日に東京・ホテル グランパシフィック LE DAIBAで開催される。
初日となる本日22日には、個別商談会、ビジネスセミナー、商談会会場でのショーケース・ライブを実施。国内外から多くの音楽関係者が訪れ活発な交流が行われた。
商談会会場でのショーケース・ライブでは、チャラン・ポ・ランタン、Makimiki、山崎千裕+ROUTE14band、ヤナキク（YANAKIKU）が出演。英語でのMC、会場全体を使用したユニークなパフォーマンス等で大盛況となった。ライブ会場には、海外から参加している音楽関係者の姿も多く、ライブ終了後には出演アーティストとの商談も行われていた。アーティストの海外進出にも期待したい。
なお、明日23日にもZepp DiverCity Tokyoでショーケース・ライブを実施。川畑要、OKAMOTO’S、UNISON SQUARE GARDEN、CREAM、シシド・カフカ、でんぱ組.incら17組が出演する。ライブの模様は16:30よりYouTube（http://www.promic.tv）で生中継される。
個別商談会には、レコード会社やプロダクション、放送局など日本の音楽関連企業/団体を中心に、欧米・アジア企業がブースを出展。海外で人気の高いビジュアル系やアイドルだけでなく、既にアジア等で活動を行っているアーティストや、世界進出を狙う幅広いジャンルのアーティストを紹介。午後以降はほとんどのブースで商談が行われており、順番待ちが出るほどの盛況となっている。
（左から：アンドリュー・ジェンキンス氏、スザンナ・エング氏、谷口元氏）
ビジネスセミナーでは、「アジアの著作権ビジネス事情〜印税は回収できるか〜」をテーマに、谷口元氏（日本音楽出版社協会 会長/エイベックス・ミュージック・パブリッシング 代表取締役社長）、アンドリュー・ジェンキンス氏（国際音楽出版社連合/ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・インターナショナル）、スザンナ・エング氏（国際音楽出版社協会 会長）の3名が登壇。中国、インドネシア、香港、シンガポールなど、アジア各国の音楽出版ビジネスや、音楽著作権印税の徴収・分配、それに伴う問題について紹介。現状では徴収・分配のスキームが整備されておらず、マネタイズが容易ではない地域が多いが、ここ数年で改善に向かっているそうだ。ビジネスとしてライセンス事業が成功するためには規制の緩和や制度の導入が必要だが、今後ますますの成長が期待できる市場だとしている。
第10回東京国際ミュージックマーケットは、本日22日より24日まで開催。ショーケース・ライブは23日に、個別商談会は終日行われる。
【個別商談会】
日時：2013年10月22日（火）～24日（木）9:30～18:30（最終日のみ17:30終了）
会場：ホテル グランパシフィックLE DAIBA B1F
【ショーケースライブ】
・合同レセプション
日時：10月22日（火）19:00～21:00（予定）
会場：Zepp DiverCity Tokyo
・ショーケースライブ
日時：10月23日（水）17:30～21:30（予定）
会場：Zepp DiverCity Tokyo
・商談会会場におけるショーケースライブ
日時：10月22日（火）12:30～13:30（予定）
会場：ホテル グランパシフィック LE DAIBA B1F「セミナールーム」
【ビジネスセミナー】※詳細未定。
日時：2013年10月22日（火）14:00～16:00（予定）
会場：ホテル グランパシフィックLE DAIBA B1F「セミナールーム」
【主催】
経済産業省、一般財団法人音楽産業・文化振興財団
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