ニコ動、次期バージョンに向けた新サービスを発表

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ニワンゴは15日、ニコファーレにて「ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)」を開催し、4月29日よりサービス開始するニコニコ動画の次期バージョン「ニコニコ動画(ZERO)」に向けたアップデートと新サービスを発表した。

今回アップデートが発表された、「エコノミーモード」では、一般会員の動画視聴画質を向上させるほか、動画アップロード時のエンコードの順番待ち時間も解消する。対応は2月上旬の予定。

iPhoneアプリ「ニコニコ動画」は、1月15日にアップデートし、動画再生時に従来1〜6fpsだったフレームレートが、一般的なテレビ放送と同等の30fpsになった。また、3G接続時、Wi-Fi接続時どちらでもPCと同等の画質での視聴が可能になり、画質も向上。音声もADPCM(モノラル)からAAC(ステレオ)となる。さらに、「ニコレポ表示」「ニコニコニュース表示」「関連動画表示」「公開マイリスト表示」などの機能が利用できるようになった。

そして、新サービスとして、高画質な映像をニコニコ生放送で簡単に配信できる「ニコ生エンコーダー」を2月上旬にリリースする。また、カメラのスイッチ機能やワイプ画面の表示、ローカルにある音声や映像の再生機能やSkype連携機能なども実装を予定している。

さらに、ニコファーレでは、MMD(3DCGムービー製作ツール「MikuMikuDance」の略称)で作成したモーションデータをニコファーレのAR演出機能上で表示することができるよう、今後対応を予定している。

これにより、ニコニコ動画に投稿するために作成したMMDのモーションデータをそのまま使用し、ニコファーレのステージ上でMMDを使ったイベントを容易に行うことが可能になる。また、MMDを使用した動画の人気を競い合う大会「MMD杯」の、「第8回MMD杯閉会式」をニコファーレで開催することも決定した。

この他「新ユーザー観客システム」が導入され、サムネイル画像に代わり3Dアバターを観客として表示。将来的にはユーザーはパーツを組み合わせることで自分だけのオリジナル3Dアバターを作ることができる。同システムは2月より利用開始予定。

同社は、バージョンアップに向けて随時、新機能や新サービスを投入していき、4月28日、29日に幕張メッセで開催する超巨大フェス「ニコニコ超会議」にて新バージョンの詳細を発表、4月29日よりサービスを開始する。

ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/

ニワンゴ
http://niwango.jp/

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