上野優華 夢の赤坂BLITZで20歳のバースデーワンマン、5月にアコースティックツアー&7月にデビュー5周年ツアー開催発表

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写真:©TEZRO HIRANO

上野優華が、2月4日に東京・赤坂BLITZで自身の20歳のバースデーライブを行った。

赤坂BLITZは、上野がデビューのきっかけとなった2012年の「KING RECORDS Presents Dream Vocal Audition」のファイナル会場であり、この場でグランプリを獲ったことで全てが始まったという特別な場所。上野は人生の節目となる20歳のバースデーライブで再びこの場所に立ちたい、と自ら選んだ。

翌日2月5日で20歳の誕生日を迎える上野を祝いに駆けつけた多くのファンが期待する中、ライブはスクリーンの映像から始まった。そこには現在19歳の写真から上野がオーディションに受かった直後である14歳までの写真が、時代が巻き戻されるように映し出された。

映像が終わると同時に、真っ白のワンピース姿でゆっくりと登場した上野は、何も話さないまま、ファンへの感謝の想いを込めて大切に歌ってきたバラード曲「ありがとうを君へ」でライブをスタートさせた。まさかのオープニングから涙を誘う演出で会場が一気に感動に包まれる中、「はじまりのうた」で手拍子を誘い「ラララ」の大合唱で一気にピースフルな空間へと変えていった。そこには不器用な上野から会場へ足を運んでくれたファンへ一番に届けたい想いが詰まっていたのだろう。

「今日はありがとうございます!」と挨拶をしたと思うと、「みなさん、声、出せますかー!?」と会場を煽り、自己紹介がわりに「すだちパッション」を披露。「ズキ!ドキ!」とお決まりのファンとの掛け合いで意気を合わせ、立て続けに元気いっぱいの曲「夢へのキズナ」では会場全員でタオルを回し、一体感を作り上げた。

その後も上野はダンスをおどりながらも、ぶれない歌唱力を武器にオーディエンスを引っ張っていく。前半戦最後には昨年ドラマ・映画「トモダチゲーム」で大きな話題となり、1月にリリースした自身のニュー・アルバムにも収録されている「友達ごっこ」を大熱唱。これまで可愛らしい楽曲を歌うことが多かった上野が、初めて大人の表情を見せたこの曲を歌うには最適の日だったかもしれない。

一旦ステージから上野が離れると、再びスクリーンに映像が映し出された。そこには上野がデビューするきっかけとなったオーディションで、上野が宇多田ヒカルの「First Love」を歌っている映像が。歌手・女優「上野優華」の全てのはじまりの瞬間と、この日にしか見られない特別な映像にファンも見入った。

オーディション時の衣装を彷彿させる淡いピンクとパープルのドレスに着替えて再び登場した上野は、ステージに用意されたピアノの元へ。すると、先ほど映像でみた宇多田ヒカルの「First Love」を、なんと弾き語りで披露。弾き語りといえば、上野が「10代のうちにいろいろな新しいことにチャレンジしたい」と自ら始め、昨年秋に行っていた自身のワンマンライブツアーでも毎回披露し積み上げてきたパフォーマンス。ファンも待望のこの楽曲を弾き語りで披露することは、誰も予想できなかっただろう。

母親への感謝を歌った「おはよう」では、「大切な人へ歌で感謝の想いを伝えたいと思います」と、しっとりはじめると、序盤にこみ上げてきた涙で歌えなくなる場面も。ファンの声援を受け、声を詰まらせながらもピアノと息を合わせ、最後まで歌い上げた。

「上野優華史上、最高に可愛い曲!」と自負する楽曲「だって君のカノジョだもん。」では最高の見せ所である「好き」の語り部分で、「みんなも好きですかー!?」とファンを何度もあおり、「大好き!」とキュートに決めた。

ライブも終盤へ差し掛かり「次は、デビューした頃の自分へ向けて書いた曲です」と紹介し、当時の苦労やジレンマを赤裸々に話し、当時より成長したことの証として「あの日の私へ」を歌い上げた。

会場が感動に包まれる中、上野はBLITZに立つまでの不安や想いを話し、「私以上に今日のステージを楽しみにしていてくれたファンのみんながいます。みんなが“一緒に頑張ろう”と声をかけてくれたことが一番支えになりました。」と、今日までファンがともに歩んでくれたことに感謝した。

また、上野は前々から自身の“夢”と話すNHK紅白歌合戦への出場について「誰もが叶えられる夢じゃないけど、こんなにたくさんの方に支えられて今日を迎えられたと思うと、みんなと一緒にここからのスタートに立って、また新しい気持ちで、新しい私で、夢に向かっていこうと思います。」と話した。

最後にファンへの精一杯の感謝の気持ちを込めて「Song for You」を歌い上げ、続けて明るくこれからも止まらずにファンと一緒に進んでいくことを「やくそく」で表した。曲中では、本人にサプライズでたくさんのハートが舞い降りてくる演出があり、上野は驚きつつもその光景に感動し涙を流した。

上野が去るとすぐに、会場からは盛大なアンコールが。Tシャツに着替えた上野はすぐにステージへ戻り、昨年SNSで大きな話題を呼び週間 USEN HIT J-POP ランキング1位を獲得したMr.Childrenの名曲「しるし」のカバーを披露。

すると再びステージ上にスクリーンが登場し、5月にアコースティックツアー、7月にデビュー5周年ツアーと、公式ファンクラブ「すだちっコ連」発足2周年イベントが開催されることが立て続けに発表された。上野は「まだまだこれかも頑張っていきますので、皆さんついてきてください!」と元気に話した。

会場からは大きな歓声が上がる中、「皆さん準備はいいですか!?」と会場をあおり、最後の曲へと「皆さん盛り上がっていきましょう!!」と気合をいれると、バンドメンバーがバースデーソングを演奏。

サプライズに驚きを隠せない上野のもとに、バースデーケーキが運び込まれると、「えー!?」と絶叫。「皆さん、ありがとうございます!嬉しい!」と叫び、暗くなった会場でろうそくを吹き消した。会場のテンションが最高潮に達したところでバンドの演奏が再開。上野も体からにじみ出る様な満面の笑顔で「旅立ちハイタッチ」を披露し、特別な夜を締めた。

「上野優華 20th Birthday Oneman Live ~進め!すだちっ娘!コドモ千秋楽♡ 始まりのあの場所で~」 セットリスト
1. ありがとうを君へ
2. はじまりのうた
3. すだちパッション
4. 夢へのキズナ
5. 恋するPretty Girl
6. 星たちのモーメント
7. 言えないI LOVE YOU
8. 友達ごっこ
9. First Love(COVER)※ピアノ弾き語り
10. 君じゃない誰かと ※ピアノ弾き語り
11. おはよう
12. 光
13. チャンスのタイミング
14. だって君のカノジョだもん。
15. あの日の私へ
16. Song for You
17. やくそく
アンコール
18. しるし(COVER)
19. 旅立ちハイタッチ
 

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