WOWOW、20年4月〜21年3月期は減収減益 22年3月期も減益見通し

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WOWOWは5月14日、2021年3月期の連結業績(2020年4月1日〜2021年3月31日)を発表した。

当連結会計年度における同社グループの業績は、累計正味加入件数の減少に伴う有料放送収入の減少等により、売上高は791億6,500万円と前期に比べ32億8,500万円(△4.0%)の減収となった。営業利益は新型コロナウイルス感染症の影響によるスポーツや音楽ライブ等の延期・中止に伴い番組費が減少したが、4Kや配信関連費用等が増加したことにより、67億8,900万円と前期に比べ16億9,900万円(△20.0%)の減益、経常利益は貸倒引当金繰入額を計上したこと等により、69億3,400万円と前期に比べ22億9,100万円(△24.8%)の減益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は減損損失等を計上したことにより、29億4,200万円と前期に比べ21億2,900万円(△42.0%)の減益となった。

放送事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、スポーツイベントや音楽ライブ等が延期・中止になったこと等の影響は大きく、正味加入件数は純減となり、売上高は749億7,700万円と前期に比べ31億700万円(△4.0%)の減収、セグメント利益は65億7,200万円と前期に比べ16億5,000万円(△20.1%)の減益となった。

テレマーケティング事業は、既存外部顧客からのテレマーケティング業務等の外部売上が新型コロナウイルス感染症の影響により減少したが、セグメント間の内部売上の増加により、売上高は94億1,300万円と前期に比べ3億4,600万円(3.8%)の増収となった。一方、費用面において、当該感染症対策関連費の発生等により、セグメント利益は2億1,700万円と前期に比べ4,900万円(△18.5%)の減益となった。

2022年3月期の連結業績見通しは、売上高795億円(前期比0.4%増)、営業利益29億円(同57.3%減)、経常利益30億円(同56.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益20億円(同32.0%減)を見込む。

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