イベント管理サービスPeatix、3年で流通総額15億円を突破

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イベント管理・決済サービスのPeatixは、2011年5月のサービス開始以来、流通総額が15億円を突破したことを発表した。

同サービスを経由して開催されたイベントは20,000以上、イベントへの参加者は500,000人以上となっていることもあわせて発表され、特に2012年から2013年は流通額、参加者数、イベント数いずれも急激な伸びをみせている。中でも海外、とりわけシンガポールを中心としたアジア市場での成長が際立っているとのことで、既に日本国外での利用は全体の15%に及んでいる。

peatix
Peatix
※Peatix発表資料より

Peatixを利用している主なイベントは100人以下の中小規模のものがほとんどとなっており、そのうちの全体の75%が有料イベントとなっている。サービス利用の傾向として、例えば大規模な音楽イベントで利用されるというよりは、いわゆる「ロングテール」と呼ばれる領域の市場化で成長を遂げているのが見てとれる。イベントのジャンルもセミナーやトークショーを中心に、音楽ライブ、街コンなど、ジャンルの偏りがなく、最近では歓迎会や結婚式二次会などの個人利用も増えているとのことだ。

peatix
Peatix
※Peatix発表資料より

【Peatix利用イベント最近の事例】
日本:
Short Shorts Film Festival & Asia 2014
東京ヴェルディ
Hikarie+PLANETS
TEDxKyoto
北海道大学東京同窓会

シンガポール:
MIT Technology That Matters Series
Poor Thing (演劇)
Alice Nine TOUR 2014

アメリカ:
Thompson Street Opera Company presents “Emily”
BrooklynJS
TEDxYorkU 2014(カナダ)

また、Peatixの調査によると、サービス利用のきっかけはクチコミが3分の2を占めているとのこと。

今後Peatixでは、単なるイベント管理にとどまらず、イベント主催者の課題であるイベント集客への貢献にも力を入れていく。具体的には、参加者に割引チケットを発行し、ソーシャルメディア上での拡散を促す「ソーシャル拡散プログラム」や、Peatix上でイベント名や地域、カテゴリによってイベントを探せる検索機能を新たにリリースした。チケット購入者向けのサポート機能強化や、パーソナルレコメンデーションサービスなどもこれから予定しているとのことだ。

■Peatixhttp://peatix.com/
■Peatixインタビュー(Musicman-NET):http://www.musicman-net.com/report/102.html

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