藤井 風が今週も最注目でV2/muchoo在籍の野田愛実が2位/ブレイク間近か少年キッズボウイ3位/今週も悲報相次ぎ名曲伸長【エアモニ】

チャート プランテック

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2023年11月1日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2023年10月23日~10月29日プランテック調べ)では、藤井 風「花」が1位を獲得した。

前々週末10月13日に配信リリースされた同曲は、オンエア数こそ減少したものの、今週も最高値となる調査対象90.3%のステーションでオンエアを獲得。さらにリクエストオンエア数も(8位のAdo「唱」と並び)今週最多と、番組およびリスナーから最も注目されての2連覇となった。全FM局のみならずAM局でも全国範囲でオンエアされており、リリース3週目にして高い注目度を維持していることから今回もロングヒットが推測される。

2位には野田 愛実「hands」が初登場した。エイベックスによる音楽系YouTuber特化エージェンシー“muchoo”在籍のシンガーソングライターが、前週10月18日にデジタルリリースした同曲。Fm yokohama、BAYFM、FM FUJI、interfmなどのウィークリー帯番組/コーナーにおけるプロモーション枠で大量オンエアを獲得しており、関東エリアでは下位とダブルスコア以上の大差をつけて地区別チャート1位となった。

固定局での大量オンエアが奏功し、Youtube上の同MVコメント欄には“ラジオで知った”との記載もチラホラ見られる。次週以降、他局へのオンエア波及および更にリスナー認知度が上がりリクエストオンエア獲得となるか注目だ。

3位は少年キッズボウイ「君が生きる理由」が前週9位から上昇した。メンバー全員社会人の8人組わんぱくバンドが、10月25日にタワーレコード限定リリースした初の全国流通アルバム「少年キッズボウイ1」からの同曲。月間パワープレイに選出したFM NACK5、Kiss FM、e-radio、CBCラジオ、関西AM5局(Monthly A Music)などが10月頭より大量オンエアを開始し、10月2日~10月8日チャートで10位に初登場。今週4週目にしてTOP3入りを果たした。

リクエストオンエアは解禁直後から今週まで安定して多数確認されており、またパワープレイ非選出局へも少しずつオンエア波及していったことがこれまでの推移から窺える。ノリの良いポップな楽曲がラジオにハマったかっこうだろう。Youtube上の同MVには“ラジオで聞いて来た”旨のコメントに溢れていることも特筆したい。今後の活躍が期待できそうだ。

今週も訃報相次ぐ…BUCK-TICK、もんた&ブラザーズの代表曲がオンエア急伸

前週に続いて相次ぐ悲報に音楽界が揺れた今週、各局・番組が哀悼の意を示し関連曲のオンエアが急伸した。

もんたよしのりさんが10月18日に亡くなった。22日の発表を受け、翌23日の朝からもんた&ブラザーズ「ダンシング・オールナイト」のオンエアが伸長し、今週20位にチャートインした。FM/AM含めて広く80.6%のステーションがオンエアしており、訃報への注目度、そして同曲が如何に幅広い世代に受け継がれる名曲であるかが窺える結果となった。

他にも、同氏が作詞作曲を手掛けた西城秀樹のヒット曲「ギャランドゥ」が、同氏自身が歌ったバージョンとあわせて多数オンエアが確認された。

また、BUCK-TICKのシンガー・櫻井敦司さんが10月19日に亡くなったことが24日に発表された。公演中に倒れ救急搬送されたとのことだった。発表を受けて代表曲のオンエアが急伸し、1988年リリースのシングル曲「JUST ONE MORE KISS」が最高位34位に浮上した。

さらに、1991年リリースの「JUPITER」が85位に、1990年の「悪の華」が131位に同時チャートインするなか、「太陽とイカロス」や「無限 LOOP」「名も無きわたし」といった今年リリースした新曲もチャート圏外ながら多数番組がオンエア。加えて「LOVE PARADE」(2014年)、「New World」(2016年)、「スピード」(1991年)などが複数オンエアされた。36年間で櫻井氏が歌ってきた楽曲から、多くの番組・パーソナリティが思い思いに選曲し追悼したことが窺えるものとなった。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2023年10月23日~10月29日)

1位「花」藤井 風
2位「hands」野田 愛実
3位「君が生きる理由」少年キッズボウイ
4位「アングリー」ザ・ローリング・ストーンズ
5位「夜を待つよ」Midnight Grand Orchestra
6位「Super Ball」TOMOO
7位「ノット・オーケー」あいみょん
8位「唱」Ado
8位「ディス・ウィッシュ」アリアナ・デボーズ
10位「最高到達点」SEKAI NO OWARI

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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