米津“FF16”テーマ曲が初登場1位／SUPER BEAVER“東リベ2”主題歌2位／imaseリクエスト倍増の3位／「第ゼロ感」最多リクで再伸【エアモニ】

2023年7月5日 16:49

2023年7月5日発表のラジオ・オンエア・チャート（集計期間：2023年6月26日〜7月2日プランテック調べ）では、米津玄師「月を見ていた」が1位を獲得した。

人気RPG「FINAL FANTASY XVI」テーマソングとして書き下ろされた同曲は、これまでゲームのティザー映像内やテレビCMソングで一部公開され話題となっていたなか、ラジオでは今週6月26日の配信リリースとともに各局いっせいにオンエアを開始。勢いそのまま各日で大量オンエアを積み上げ、初登場1位に至った。

初週ながら調査対象となる全てのFM局をはじめ、全体の87.1％となる広範囲のステーションでオンエアを獲得。さっそくリクエストオンエアが多数あることからは、その全貌を待ち望んでいたリスナーが多かったことが窺える。さすがの注目度となった。

2位はSUPER BEAVER「儚くない」が前週5位から浮上した。映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』主題歌となる同曲は、6月17日の先行配信からさらに大きく先行して同1日放送のFM802「ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-」にて初フルサイズ解禁。関西エリアを中心にオンエアが広がり同週5月29日〜6月4日チャートで43位に初登場すると、その翌週いっきに注目度を高め、当時まだラジオでしかフルサイズが聴けないこともあり最多リクエストオンエアを獲得しつつ8位へと浮上。そのままTOP10をキープし続け、5週目のチャートインとなった今週さらにオンエアは前週の2倍以上に伸長した。

また、今週は映画公開とシングルリリース週が重なったこともオンエア増の大きな要因だろう。93.5％のステーションでオンエアを獲得しており、今週最も広くオンエアされた曲となった。映画とあわせ同主題歌もロングヒットとなるか注目だ。

3位はimase「Nagisa」が前週3位からダウンした。6月度の月間パワープレイに多数局で選出されたことから大量オンエアをキープしている同曲。これまでも安定して多数リクエストオンエアを獲得してきたが、ここに来てさらに倍増している点は特筆すべきだろう。今週は10-FEET「第ゼロ感」に次いで、SUPER BEAVER、YOASOBIと並ぶ2番目に多いリクエストオンエアを獲得した。

また、オンエア獲得ステーション数も前週から2割増と波及が見られており、大量オンエアによる訴求効果が明確に表れたかっこうだ。このままブレイクなるか、次作以降の動向に注目したい。

10-FEET「第ゼロ感」が再びオンエア倍増、リクエストOAは今週最多に

「2023年上半期ラジオ・オンエア・チャート」で1位を飾り、そのままオンエア数は衰えず前週もトピックに取り上げた10-FEET「第ゼロ感」だが、今週、連続33週目のチャートインにして25位へと浮上。87位だった前週から再び大きく上昇し、オンエア数は2倍以上の伸長を見せた。

10-FEETは今週末7月1、2日の2日間、野外フェス【京都大作戦2023 〜今年は可能な限り全フェスに参加してくだ祭！〜】を主催しており、こちらも好評かつ大きく報じられている。これが奏功してか、リクエストオンエア数は今週、先述のSUPER BEAVER、YOASOBIさらには米津の新曲をも上回る最多となり、オンエア増の大きな要因となった。特に地元・京都をはじめ大阪エリアでのリクエストが多かったことからも、同フェスの盛り上がり様が窺えるだろう。

同曲のロングヒットに大きく貢献した映画『THE FIRST SLAM DUNK』の方も引き続きロングラン中で、国外では公開エリアをさらに拡大。また、5月末にリリースされた同映画サウンドトラックもセールス好調のようだ。映画と音楽のヒットによる更なる相乗効果で、10-FEETの活動自体にも大きく注目が集まっている。まだまだ「第ゼロ感」のオンエアは続きそうだ。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2023年6月26日〜7月2日）

1位「月を見ていた」米津玄師
2位「儚くない」SUPER BEAVER
3位「Nagisa」imase
4位「線香花火 feat.幾田りら」佐藤千亜妃
5位「Magic」Mrs.GREEN APPLE
6位「たいしたもんだよ」森大翔
7位「アイドル」YOASOBI
8位「オデッセイ」ベック,フェニックス
9位「シャイ・ボーイ」カーリー・レイ・ジェプセン
10位「…and Rescue Me」Rainy。