INI新Sg曲で首位へ/MAZZEL訴求効果みられ2位/YOASOBI新曲6週目でTOP3入り/故ティナ・ターナーさん急伸【エアモニ】

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2023年5月31日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2023年5月22日〜5月28日プランテック調べ)では、INI「FANFARE」が1位を獲得した。

5月24日リリースのシングル「DROP That」からリードトラックとなる同曲は、同12日放送の自身のJFN系列番組「From INI」で初解禁。以降、他番組・局にて15日の先行配信とともに関東エリアのFM局を中心にオンエアが開始されると、前週チャート8位に初登場。今週リリース週を迎え、オンエアは3倍に伸長した。

決められたデイリー帯枠の番組/コーナーで多くのオンエア数を稼いではいるものの、複数のコメント出演を果たしつつ、80.6%と広範囲のステーションでオンエアを獲得している。リクエストオンエアも今週2番手の数を獲得するなど、広く注目されての首位となった。

2位はMAZZEL「Vivid」が前週1位からダウンした。17日リリースのデビューシングルから表題曲となる同曲は、発売翌週とあり既にオンエアピークは過ぎたものの、月間パワープレイに多数局で選ばれていることもあり大量オンエアをキープ。また、オンエア数こそ減じたもののオンエアを獲得したステーション数は前週より増加するなど、波及が見られる点は特筆すべきだろう。リクエストオンエアも引き続き多く、大量オンエアの訴求効果が表れているようだ。

3位はYOASOBI「アイドル」が前週6位から上昇した。TVアニメ「【推しの子】」オープニング主題歌となる同曲は、4月12日の配信リリースとともにオンエアが開始され4月10日〜4月16日チャートで17位に初登場。その翌週、オンエアは伸長し4位へ浮上すると以降もTOP10圏内をキープし続け、チャートイン6週目となった今週ついにTOP3入りを果たした。

注目すべきはリクエストオンエア数で、毎週常にトップ争いの数を集めてきたなか今週はダントツの最多となり、その推移から楽曲への注目度が日に日に増して行ったことが分かる。83.9%のステーションでオンエアを獲得し、今週最も広く注目された曲となった。また、5月26日に配信開始された同英語バージョン「Idol」も、FM/AMともに注目され159位に初登場している。同曲の人気はまだまだ続きそうだ。

故ティナ・ターナーさん、関連曲がオンエア急伸で2曲チャートイン

1960年にアイク・ターナーとのR&Bデュオでデビューし、その後のソロ活動では“ロックンロールの女王”とも称された米シンガー、ティナ・ターナーさん(83)が5月24日に亡くなった。25日の朝より訃報が伝えられるとともに関連曲のオンエアが急伸。総合チャートに2曲、洋楽チャートに4曲がチャートインすることとなった。

関連曲で最上位となる21位に登場した「愛の魔力(原題:What’s Love Got to Do with It)」は、83.9%のステーションでオンエア。YOASOBI「アイドル」と同率で今週最も広い範囲で注目された曲となった。

また、アイク・ターナーとのデュオ名義によるヒット曲「プラウド・メアリー」は73位にチャートイン。ソロ時代の「レッツ・ステイ・トゥゲザー」(57位)、ブライアン・アダムスとのデュエット曲「イッツ・オンリー・ラブ」(57位)はそれぞれ洋楽チャートにチャートインした。

さらに、チャート圏外ながらソロ名義の「アイ・ドント・ワナ・ファイト」「プライベート・ダンサー」「ベスト」などが多数オンエアされ、それぞれにリクエストも寄せられた。さらに、カイゴによるリメイクバージョンとして2020年に配信リリースされたカイゴ×ティナ・ターナー名義の「ホワッツ・ラヴ・ゴット・トゥ・ドゥ・ウィズ・イット」は、JFL系列局を中心に複数オンエアが確認された。

この他にも多くの楽曲がオンエアされ、レジェンドが遺した名演とともにFM/AM問わず多くの番組が追悼を行った。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2023年5月22日〜5月28日)

1位「FANFARE」INI
2位「Vivid」MAZZEL
3位「アイドル」YOASOBI
4位「ときめきpart1」スピッツ
5位「ワースレス」デイヴィッド
6位「美しい鰭」スピッツ
7位「ミドル・グラウンド」マルーン5
8位「笑わせらぁ」Dannie May
9位「TATTOO」Official髭男dism
9位「Wow」林和希

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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