ネクストブレイカーがTOP3占拠（tonun/Chilli Beans./とた）、松本零士さん関連曲急伸【エアモニ】

2023年3月1日 18:09

2023年3月1日発表のラジオ・オンエア・チャート（集計期間：2023年2月20日～2月26日プランテック調べ）では、tonun「Friday night」が1位を獲得した。

多数局で月間パワープレイに選出されている同曲は、2月1日より各局いっせいにオンエアを開始し1/30～2/5チャートにて3位に初登場。その翌週には1位へ浮上し、2月15日の配信リリースを迎えた前週、さらにオンエア数が増加したものの惜しくも2位へ下降。しかしながら今週、さらに微増ながらオンエア数を伸ばし首位に返り咲いた。

帯番組・コーナーなどの定期枠でのオンエアが目立ち、オンエア獲得ステーション率も64.5％（前週77.4％）と落ち着きを見せるも、毎週一定数集まるリクエストが今週さらに微増している点は特筆すべきだろう。大量オンエアにより楽曲の支持者を獲得し続けている証拠だ。今後の活躍にも期待したい。

2位はChilli Beans.「rose feat. Vaundy」が前週10位から浮上した。1月30日の先行配信に大きく先駆け、1月5日にFM802でオンエア解禁された同曲。その翌週1月9日～1月15日チャートで112位に初登場以降、大量オンエアを獲得し続け今週で7週目のチャートインだ。EP「mixtape」のリリース週でもあった1月30日～2月5日チャートでは1位を飾り、その後、落ち着くかと思いきや今週再びオンエア数が250％急増したかっこうだ。こちらも帯番組・コーナーなどの定期枠でのオンエアが目立つなかではあるが、しっかりリクエスト数を伸ばしている。

ちなみに、同曲のフィーチャリングアーティストで共作もしているVaundyは今週、EP「裸の勇者」のリリース週を迎えており、同作から「怪獣の花唄」（78位）、「まぶた」（97位）、「恋風邪にのせて」（186位）がチャートインしている。少なからずこの相乗効果もあったものと推測される。

3位はとた「紡ぐ」が前週ポジションをキープした。こちらも多数局で2月度の月間パワープレイに選出されている曲で、2月1日の配信リリースと同時に大量オンエアを獲得。すでにショートバージョンがSNS等で注目されていたこともあり、ラジオオンエアと同時に集まり始めたリクエストは今週も安定数を維持している。

なお、今週22日に1stアルバム「oidaki」のリリースを迎えたとあり、更なるオンエア伸長を期待したかったところだが、Youtubeにあがったミュージックビデオには「ラジオで聞いて…」とのコメントがまた新たに増えている。大量オンエアによる効果がしっかり表れているようだ。

故・松本零士さん作品関連曲がオンエア急伸、アノ名曲はTOP10入り

2月13日に漫画家・松本零士さんが亡くなっていたことが20日に明らかになり、代表するアニメ関連曲のオンエアが急増した。なかでも「銀河鉄道999」関連は顕著で、GODIEGOによる同タイトルの映画版主題歌は最高位10位にチャートイン。佐々木功・杉並児童合唱団によるテレビアニメ版オープニングテーマ「銀河鉄道999」も、チャート圏内にあと一歩及ばずながら多数オンエアがあった。

加えて、佐々木功「宇宙戦艦ヤマト」は55位まで浮上、水木一郎「キャプテンハーロック」もチャート圏外ながら多数のオンエアが確認されている。

また、松本零士さんの大ファンであることからミュージックビデオのアニメーション制作を依頼したフランスの人気エレクトリック・デュオ、ダフト・パンクによる「ワン・モア・タイム」が40位まで浮上。同じく、同氏がミュージックビデオを手掛けた「デジタル・ラブ」もチャートインに一歩及ばずながら多数オンエアがあった。

松本零士さんの遺したアニメが世界的に影響を与えただけに、国内外音楽シーンにも多大な影響力を持っていたことがラジオオンエアから窺える。名作は名曲とともに後世へと語り継がれるだろう。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2023年2月20日～2月26日）

1位「Friday night」tonun
2位「rose feat. Vaundy」Chilli Beans.
3位「紡ぐ」とた
4位「NO GRAVITY」THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
5位「アドベンチャー」YOASOBI
6位「WILD & FREE」竹内アンナ
7位「アイ・フィール・ライク・ダンシング」ジェイソン・ムラーズ
8位「Judgement」ASH DA HERO
9位「アルジャーノン」ヨルシカ
10位「銀河鉄道999」GODIEGO