Chilli Beans.急上昇1位／ケツメイシ発売週で2位／tonun大量パワープレイの3位／鮎川誠さん偲びTOP10入り【エアモニ】

2023年2月8日 17:37

2023年2月8日発表のラジオ・オンエア・チャート（集計期間：2023年1月30日〜2月5日プランテック調べ）では、Chilli Beans.「rose feat. Vaundy」が1位を獲得した。

2021年の1stデジタルEPリリース時には「lemonade」がJ-WAVEのSONAR TRAXに選ばれ、昨年7月の1stアルバム収録曲「School」では1位へ上り詰めるなど、これまでもラジオ各局から強力なサポートを得ていたChilli Beans.。2月1日リリースのニューEP「mixtape」よりVaundyと共作した同新曲は、1月30日の先行配信からさらに大きく先駆けて1月5日にFM802でオンエア開始されると、翌週1月9日〜1/15チャートで112位に初登場。その後も順調にオンエアを伸ばしていき、チャートイン4週目となる今週、リリース週を迎えたことで急伸し前週76位から大きく浮上した。

固定コーナー・番組枠での定期オンエアが目立つものの、全FM局および全体の93.5%となる広い範囲でのステーションでオンエアを獲得している点や、リクエストを集めている点、さらにはJFN系列番組「SCHOOL OF LOCK!」でのゲスト出演もあり同EP収録の全5曲が同時チャートインするなど、広く注目された点は特筆すべきだろう。セールスも好調のようだ。

2位はケツメイシ「夜空を翔ける」が急浮上した。2月1日リリースのトリプルA面シングルより、ドラマ「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱」主題歌に書き下ろされた同曲。こちらも先行して1月16日にラジオ解禁されると、前々週1月16日〜1/22チャートで139位に初登場。前週はいったん圏外となるも、今週、リリースを迎えてオンエアが急伸したかっこうだ。

番組へのゲスト／コメント出演も複数確認されており、全FM局および全体の87.1%のステーションでオンエアされるなど広く注目を集めた。同シングルA面曲からさらに「自分が思っていたよりも」も154位に初登場している。

3位はtonun「Friday night」が初登場した。2月15日にリリースを控えたメジャーデビュー配信シングルとなる同曲。Fm yokohama、FM802、Kiss FM、α-STATION、e-radio、FM FUKUOKA、AIR-G’、FM NORTH WAVE、Date fm、FM-NIIGATA、東海ラジオといった多数局が2月度のパワープレイに選出しており、各局いっせいに大量オンエアを開始。見事TOP3発進となった。

前作「Sugar Magic」および前々作「真夏の恋は気まぐれ」でも多数のラジオオンエアを獲得してきており、その他各所で注目されるアーティストだけに、今作も解禁早々既にリクエストが複数確認されている。今後、パワープレイ選出局以外へどのぐらい波及していくか、リクエスト数の推移とともに注視していきたい。

故・鮎川誠さん偲び関連曲が急伸、シーナ＆ザ・ロケッツの名曲TOP10入り

音楽シーンに悲報が立て続くなか、シーナ＆ザ・ロケッツのリーダー／ギタリストである鮎川誠さんが1月29日に急逝した。74歳だった。翌30日に訃報が伝えられると、各局・番組が関連曲をオンエアし追悼。シーナ＆ザ・ロケッツの代表曲「ユー・メイ・ドリーム」は、オンエア数750%増、今週最多となるリクエストを集めて10位へと浮上した。

また、同じくシーナ＆ザ・ロケッツからは「レモン・ティー」が92位にチャートインした他、「RADIO JUNK」「デッド・ギター」「ベイビー・メイビー」などのオンエアが急増。デビューバンドであるサンハウスからも「ロックンロールの真最中」「キングスネークブルース」「レモンティー」などが複数回オンエアされ、さらに3枚のソロアルバムからもオンエアが見られた。

膵臓がんであることを公表せず活動を続け、昨年行ったライブは43本だったという。およそ50年にわたり最期までロックンロールを奏で続けた同氏。多くの番組がその功績を称えたことが、オンエア数およびその選曲の幅広さから窺える。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2023年1月30日〜2月5日）

1位「rose feat. Vaundy」Chilli Beans.
2位「夜空を翔ける」ケツメイシ
3位「Friday night」tonun
4位「紡ぐ」とた
5位「STARS」三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
6位「ホワイトノイズ」Official髭男dism
7位「バニラ」スガシカオ
8位「ゴシップ feat.トム・モレロ」マネスキン
9位「アイム・ノット・ヒア・トゥ・メイク・フレンズ」サム・スミス
10位「ユー・メイ・ドリーム」シーナ＆ザ・ロケッツ