山下達郎が完勝、Coldplay新AL曲がTOP3入り、“陽水トリビュート”から斬新な4曲のオンエアが急伸【エアモニ】

チャート プランテック

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今週、2019年12月4日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2019年11月25日〜12月1日プランテック調べ)では、山下 達郎「RECIPE」が1位を獲得。2位以下とトリプルスコア以上の差を付けた独走となった。

前々週11月11日〜17日チャートで2位に初登場してから大量オンエアをキープし、11月27日の発売週を迎えた今週、オンエア数は先週の220%以上に急伸。調査対象となる全てのステーションでオンエアがみられ、FM/AM別チャートでも共に1位、エリア別チャートでは関東・関西・中京・東北・北海道地区で1位の完勝だ。

また、リクエスト数も今週ダントツの最多で2番手以下を大きく突き放している。主題歌に起用されるTBS日曜劇場「グランメゾン東京」の好調ぶりも後押ししたものと推測されるが、それにしても貫禄の結果だ。既にオンエアが伸び始めている「クリスマス・イブ」とあわせ、12月は山下 達郎の歌声があちらこちらで聴かれることだろう。

2位はeill「SPOTLIGHT」が先週3位から上昇した。多数局の11月度月間パワープレイに選ばれていることからの大量オンエアで、オンエア数自体は先週より減ったものの、他曲との兼ね合いでポジションを上げたかっこうとなった。

3位はコールドプレイ「オーファンズ」が先週4位からの上昇。こちらもオンエア数減に反しポジションを上げてのTOP3入りだ。

同曲はニューアルバム「エヴリデイ・ライフ」(前週22日リリース)からの先行シングル2曲のうちの一曲だが、一方の「アラベスク」は不思議とチャートインはみられない。民族音楽的な要素を持つ楽曲のためオンエアが伸びないのだろうか、それとも他にラジオライクな曲が多いためか。同アルバムから「エヴリデイ・ライフ」(185位→86位)、「チャンピオン・オブ・ザ・ワールド」(-位→171位)、「チャーチ」(-位→189位)と他の収録曲が浮上している点からおのずと答えが窺える。(旧譜から「アップ・アンド・アップ」も111位に浮上)

“井上陽水トリビュート”より斬新アレンジの4曲がチャートイン

井上陽水のデビュー50周年を記念し27日にリリースされたアルバム「井上陽水トリビュート」より今週、計4曲がチャートインした。その中で最上位に位置するのはKing Gnu「飾りじゃないのよ 涙は」(47位→18位)で、収録曲中リクエスト数も最多。King Gnuについては他に「傘」(60位→60位)、「白日」(53位→77位)が同時チャートインしていることからも、彼らの音楽がラジオリスナーにいかに人気があるかが分かる。

この他、宇多田 ヒカル「少年時代」(-位→20位)、ヨルシカ「Make-up Shadow」(145位→118位)、iri「東へ西へ」(-位→129位)がそれぞれ浮上。参加した新旧アーティスト各々が独自の解釈をしたカバーを披露するなか、King Gnu、ヨルシカ、iriといった新鋭アーティスト勢による楽曲のオンエアが特に伸びた点は興味深い。原曲および陽水ファンから見て“斬新”なアレンジが番組サイドによるオンエア選考にプラスに働いたのかもしれない。同トリビュートアルバムの主旨ともしっかり合致した形となった。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2019年11月25日〜12月1日)

1位「RECIPE」山下 達郎
2位「SPOTLIGHT」eill
3位「オーファンズ」コールドプレイ
4位「イントゥ・ジ・アンノウン(エンドソング)」パニック!アット・ザ・ディスコ
5位「アシンメトリー」安田 レイ
6位「再生」Perfume
7位「Wish on」LONGMAN
8位「その人」久保田 利伸
9位「B.M.B」竹内 アンナ
10位「オリオン座」河内REDS

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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