NANO MUTEK.JP 2021、2/23〜26に渋谷ストリーム ホールにてアーカイブ上映

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NANO MUTEK.JP 2021

電子音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK.JP」は、今年2月初旬に東京・渋谷ストリーム ホールにて行った4日間のライブパフォーマンスを、2月23日〜26日に会場は同じく渋谷ストリーム ホールにてアーカイブ上映する。料金は1,000円。

高度映像配信プラットフォームによる4Kの収録再配信(アーカイブ)をライブ会場の特等席にいるような大迫力の映像音響で楽しめる。

本イベントは、総務省/映像配信高度化機構の策定する4K/8K高精細映像や立体音響の配信仕様に基づき、東急と富士通が提案する「高度映像配信プラットフォームを活用した多拠点映像配信環境の構築による新しい鑑賞環境サービス」の提供を試験的に行うもの。

2月23日は、22年振りの新作アルバム「Swiva」を昨年リリースした、井上誠と山下康からなる日本の環境音楽/アンビエントミュージックのパイオニア、INOYAMALANDがシンセサイザー主体のライブセットを披露する。

2月24日は、RhizomatiksのDaito ManabeとSatoshi Horiiによるオーディオビジュアル・パフォーマンスphenomenaを公開。「様々な小さな現象の中に生まれるリズムやモーションを増幅、編集することによって作り出す」というコンセプトのこのプロジェクトは、2018年の「MUTEK.JP」で披露された後、2020年に「MUTEKサンフランシスコ」でも“phenomena – Quarantine Version”として公開され高い評価を得たもの。

さらにMUTEKの長年のコラボレーターである音楽家:大野哲二によるオーディオビジュアル・プロジェクトIntercity-Expressが出演。オーディオ信号によって生成されるA/V作品「Triggering」シリーズの新作を公開する。

2月25日は、音楽家/シンガーソングライターの角銅真実が出演。歌をメインにしたライブパフォーマンスを披露する。

2月26日は、サウンドアーティストの藤|||||||||||田が、自作パイプオルガン、水、火鉢などを用いたパフォーマンスを披露。昨年「iki」「KŌMORI」という2枚のアルバムを立て続けにリリースした彼が「コロナ禍を1年通ってきたからこそ見えてきたやり方」で今回のライブ作品の発表に挑む。

本イベントは、ひとつの場に多数の観客を動員することが難しくなったコンテンツを高度映像配信プラットフォームを活用し多拠点に向けて発信することで、新たな表現の場の可能性を探る。文化芸術団体の事業構造の改革を促し、活動の持続可能性を高めるために、各分野の特性を活かした新しい収益確保・強化策を実践していく。

今後、さまざまな文化施設/劇場/ホール/ホテル等の多拠点をネットワーク化し、高度映像配信プラットフォームによる高精細映像の配信で新しい鑑賞環境を構築することを見据えている。

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