音楽配信売上実績 2018年10月〜12月期、645億円で5年連続プラス成長 ストリーミングが初めてDLを上回る

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日本レコード協会は2月26日、同協会加盟全社の集計による2018年第4四半期(10月〜12月)の音楽配信売上実績を公表した。2018年第4四半期売上は前年同期比116%の167億円となった。
 

区分別シェア

この結果、2018年の年間売上は対前年比113%の645億円、7年ぶりに600億円を超えて5年連続プラス成長となった。

内訳では、「広告収入/音楽」が約4倍の伸長など、ストリーミングが市場をけん引。なお、ストリーミング(349億円)は、年間売上において初めてダウンロード(256億円)を上回った。

これにより、先月発表の2018年音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)生産金額2,403億円と、2018年音楽配信売上645億円の合計金額は3,048億円(対前年比105%)となり、2015年以来3年ぶりの前年増を遂げ3,000億円を突破した。
 

2018年 年間音楽配信売上金額(前年同期比)内訳

Master ringtones:3億3,700万円(79%)
Ringback tones:15億7,100万円(76%)

ダウンロード
シングルトラック:160億1,400万円(97%)
アルバム:93億6,800万円(92%)
音楽ビデオ:2億5,700万円(82%)

ストリーミング
サブスクリプション/音楽:310億3,100万円(130%)
サブスクリプション/音楽ビデオ:5億3,100万円(91%)
広告収入/音楽:3億3,600万円(388%)
広告収入/音楽ビデオ:29億6,800万円(162%)

その他のデジタル音楽コンテンツ:20億5,200万円(146%)

音楽配信売上実績(過去10年間)

音楽配信売上実績(過去10年間)

生産実績・音楽配信売上実績合計(過去10年間)

生産実績・音楽配信売上実績合計(過去10年間)

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