オアシス再結成ツアー初日、17歳少年がファン襲撃を計画か

英ウェールズ・カーディフで7月4日に開催されたオアシス再結成ツアー「Oasis Live ’25」初日公演において、17歳の少年がファンを襲撃する計画を立てていたことが明らかになった。裁判資料によれば、少年はインターネット上で武器の購入方法や襲撃場所に関する情報を検索していたほか、携帯電話には「攻撃する場所」と題したメモが保存されていたという。

少年は昨年8月、英サウスポートのダンス教室で少女3人を殺害したアクセル・ルダクバナ容疑者（当時17歳）の事件を模倣したいと発言しており、これを受けて両親がカウンセラーに懸念を伝えていたとされる。またアルカイダの訓練マニュアルを携帯電話に保存していたという。

検察によると、少年はテロリズム法違反では起訴されていないものの、「テロ行為に有用な文書の所持」の罪で起訴されており、これはルダクバナ容疑者が起訴された罪と同様となっている。

また、少年はSNSアプリ「スナップチャット」でルダクバナに言及し、サウスポート襲撃事件の被害者を嘲笑する投稿を行っていたほか、毒物「リシン」の製造に言及した内容が知人によって警察に通報されていた。

裁判所は現在、判決前報告書と精神鑑定の提出を求めている。

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