羽多野渉、ワンマン「Wataru Hatano LIVE 2023 – Dawn -」公式レポート到着 ダイジェスト映像も最速公開

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写真:高田 梓

声優アーティストの羽多野渉が11月19日、発売したばかりのコンセプトミニアルバム「Dawn」を引っ提げて、千葉・市川市文化会館にてワンマンライブを開催した。“朗読”と“歌”で紡いだ物語、約3年ぶりの声出し解禁に、会場一体となって声を重ねた新曲の披露など、羽多野の新たな挑戦となった本公演より、第1部の公式ライブレポートが到着した。

ライブレポート

2022年、アーティストデビュー10周年イヤーを華々しく駆け抜けた羽多野渉。「10周年のその先も、歩みを止めずに進んでいく」という覚悟を胸に、再スタートを切った羽多野の新たな挑戦は、コンセプトミニアルバム「Dawn」(ドーン)のセルフプロデュースです。声優・羽多野渉の原点である”朗読”と、”歌”を掛け合わせた本作は、プロット段階から羽多野も制作に参加し、“声”を通して、ひとつの物語と、より深いメッセージを届けていく、彼ならではの世界観になりました。そんな「Dawn」を引っ提げての開催となったワンマンライブ「Wataru Hatano LIVE 2023 – Dawn -」が、11月19日千葉県・市川市文化会館にて開催。ここでは、第1部の模様をお届けします。

会場内ロビーには、等身大スタンディフォトスポットや、羽多野ファンにはお馴染みとなった、お手製の芋版風記念スタンプが押せるコーナー、オリジナルドリンク・クッキーが楽しめる「純喫茶ワタル」などが出現。先行販売時間からロビーは大繁盛となり、ライブ前から高揚感が立ち上ります。

「Dawn」とは、”夜明け”や”はじまり”を意味する英単語。ステージがまるでその言葉を示すように、濃紺に、薄紫にと染まりはじめると、朗読「星と旅人」(ミニアルバム収録「ミチシルベ 〜星と旅人〜」のロングVer.)からライブはスタート。ボイスゲストには、事務所の後輩である西山宏太朗さんを迎えました。(音声のみ出演)「うらやましいな」とつぶやきながら、同じ場所で輝きつづける小さな星と、ある旅人との出会いと再会の物語が紡がれると、そのまま、同じく西山さんをゲストボーカルに迎えた(音声のみ出演)、2人のハーモニーが美しい新曲「星と旅人」へ。朗読と歌を通じて、自分という存在が、誰かにとっては、「道しるべ」となっている、大切な存在なんだと教えてくれる、心あたたかいメッセージを届けました。続いて、こちらも事務所の後輩である斉藤壮馬さんによる作詞曲「No Man Is an Island」では、揺れるペンライトで会場が深海のように青く染まりました。

約3年ぶりの声出し解禁となった本公演。ダンサーも加わり、「Yeah!」「Fu!」と掛け声が楽しい「Sing and Dance!」、セクシーなダンスに歓声が上がった「Mach 1.67」、”変わらないでいるために 変わり続けていくんだ”と歌い上げる「realize」で会場が一気に光に包まれると、朗読「夢幻の待ち合わせ」へ。ミニアルバムに収録されている「まどろみ 〜夢幻の待ち合わせ〜」のエピソード・ゼロを含んだ物語で、少年・少女役として古賀葵さんと奥友沙絢さんもボイスゲストとして出演いたしました。夢の中「夢の中だ」と気づく”明晰夢”をテーマにした切ないラブストーリーに、客席は一気に引き込まれていきます。続く新曲「夢幻の待ち合わせ」は、夢の中だけで会える想い人を歌った一曲。その切実な歌声に、会場は大きな拍手に包まれました。アルバムでは、”明晰夢”でいったい誰に会いたいのかは明かされませんでしたが、ライブでは“前日譚”が描かれましたので、ぜひより深い物語をお楽しみください。

MCでは、「感情のジェットコースターみたいなライブになってしまった(笑)」と羽多野。このたび披露された朗読「夢幻の待ち合わせ」のエピソード・ゼロ部分は、実は制作時に泣く泣くカットした箇所だったそうで、「こうして聴いていただけてうれしいです」と語りました。

本編ラストは、コーラスの予習動画も公開されていた新曲「をりふしの唄」をみんなで合唱!羽多野と客席の声が重なって初めて完成したこの曲は、羽多野の故郷・長野県朝日村の山をイメージしてつくられた曲ながら、これまでの羽多野とファンとの歩みや関係性を表すかのように温かく響きました。

アンコールでは、ライブでは恒例となった、カバーソングを披露。第1部では、今年8月に3周年を迎えたゲーム「エリオスライジングヒーローズ」より「Rise Sunshine」のゲームサイズを披露。アンコール2曲目は、声優・羽多野渉の七色の魅力を堪能できる定番曲「I’m a Voice Actor」を、会場全員でダンス!ラストは、「みんなでずっと歌い紡いできたこの曲です。また新たな”はじまり”を迎えましょう!」という羽多野の合図で、デビュー曲「はじまりの日に」へ。アーティストデビュー時からファンと一緒に歌ってきた曲ですが、会場全員で歌うのは実に約3年ぶり。羽多野の力強い歌声と、「また一緒に歌えたね!」という笑顔が、彼の万感の想いを伝えてくれました。

ファンからの「ありがとう!」という歓声が次々と上がるなか、「皆さんの声が、イヤモニの向こうから聞こえてくることが、なんと心強いことか」と話す羽多野。初めての朗読も交えたライブ構成に「初めてのことはドキドキしますね。でも、声優らしいライブになったんじゃないかなと思います」と手応えを見せ、「これからも歌の活動を一生懸命続けていく覚悟でおりますので、またこういう楽しいステージに足を運んでいただけたらうれしいです。声優・羽多野渉としての活動も頑張っていきますので、これからも応援していただけると幸いでございます。本日は本当にありがとうございました!」とライブを締めくくりました。

なお、本公演の最速ダイジェスト映像も本日公開となりました。思い出を振り返りながら、ぜひ何度でもお楽しみください!また、11月26日まで見逃し配信も行っています。

特典付きチケットでは、終演直後の特別インタビューのほか、アルバムで「星と旅人」の朗読・楽曲に参加いただいた西山宏太朗さんとの対談もご視聴いただけます。こちらも合わせてお楽しみください。また、羽多野渉公式Xでは「#わちゃドン2023」で羽多野渉へのおたよりも募集中です。後日公開予定の振り返り番組にて、おたよりの紹介を予定していますので、温かいメッセージをお待ちしております。引き続き、羽多野渉にぜひご注目ください!

(文:三原二子)

https://www.youtube.com/watch?v=-aaOb7Or_Ig

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