YOASOBI×milet『Oggi』11月号に登場、アニメ「葬送のフリーレン」ダブル主題歌“秘話”「お互いどんな曲をつくっているか、全く知らなかった」

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「マンガ大賞2021」など数々の賞を受けたマンガ「葬送のフリーレン」(小学館『週刊少年サンデー』連載中)のアニメ版が、9月29日にスタートする。初回は、日本テレビ系の映画枠「金曜ロードショー」での放送が決まり、同枠でアニメシリーズの初回放送がされるのは史上初。さらに、オープニング・テーマをYOASOBIが、エンディング・テーマをmiletが担当することが話題となっている。そんな2組が、9月28日発売のファッション誌『Oggi』11月号(小学館刊・価格:890円(税込))に登場。楽曲に込めた想い、そして歌とアニメの新たな可能性について語っている。その対談の一部を紹介する。

「制作中に聴いていたら絶対に意識しちゃってた(笑)」

実は撮影のこの日、両アーティストが会うのは、約2年ぶり。出場した2021年のNHK紅白歌合戦以来の再会で、主題歌の制作中に直接会うことはなく、「お互い、どんな曲をつくっているのか、全く知らなかった」(YOASOBI、Ayase)と言う。

取材時には、3人で本編のOPとEDの映像を初鑑賞。はじめてお互いの曲を映像とともに聴いた感想を、miletは、「一緒に観ることができてすごく新鮮でした!でも、自分がEDテーマを完成させてから(OPテーマを)聴けてよかった・・・!と改めて思いました。制作中に聴いていたら絶対に意識しちゃってたから(笑)」とも。

トップアーティスト同士のいい化学反応に手ごたえ

そんなトップアーティスト同士の対談は、「今までいろいろなアニメの主題歌を担当させていただきましたが、こうしてOPテーマ・EDテーマの各アーティストが集まってゆっくり話をすることははじめてかも」(milet)と言うように、原作の世界観をどう曲で伝えるか–、それぞれのアプローチや表現の違いを鮮明にしていきます。お互いの曲への感想もとても新鮮。

miletは、「コミックスを読みながら、『このシーンはいいな』『ここの言葉が素敵だな』と思っていたところが、OPテーマで曲としてすべて表現されていたので『すごいことになっている!』と思ったんです」。一方のYOASOBIのikura(同中)は、「miletさんが歌っているEDテーマを聴いているとき、『葬送のフリーレン』の世界に漂っている空気に包まれているような、不思議な感覚になったんです」。

そして出来上がった曲は、OPテーマとEDテーマがきれいなひとつのストーリーに。Ayaseは、「OPテーマとEDテーマは基本的には別物で、各クリエイターがそれぞれに表現すればいいと思っているんだけど、今回は結果的にすごく相性のいい2曲になったんじゃないかと思います」と、クリエイター同士のいい化学反応に手ごたえを感じたと言う。

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