AI作詞家fuwari、独自AIとChatGPTを使って作詞に挑戦した楽曲「Merry Fuwary」リリース

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fuwari「Merry Fuwary」

シンクパワーと感性AIがAIを使った作詞活動に協力している、電気通信大学坂本真樹教授がプロデュースするAI作詞家VTuber・fuwariが、第6弾AI作詞楽曲「Merry Fuwaryを9月20日にリリースした。

fuwariは、感性AIの文章生成AI「KANSEI Text Generator」を使って作詞をするVTuberで、2022年3月30日にサイボーグVTuber・マシーナリーとも子がリリースした楽曲「君の朝の記憶 feat.fuwari」への歌詞提供でAI作詞家デビュー。同年4月27日にはAI作詞をして自身で歌う楽曲「夜舞うfuwari」で歌手デビューしている。

KANSEI Text Generatorは、国立大学法人電気通信大学の坂本真樹研究室が保有する、感性と結びつく画像やコンセプトから文章を生成するAIに関する特許技術・知財を活用したもので、fuwariのAIによる作詞はこのKANSEI Text Generatorに画像やキーワードを読み込ませると、その特徴をもとにしてAIが複数の文節を生成、その文節を組み合わせて歌詞としてまとめ上げるという手法を用いている。

今回リリースする「Merry Fuwary」は、KANSEI Text GeneratorとChatGPTの2つのAIによる生成結果を使うという斬新な作詞手法に挑戦している。楽曲は作曲者が「前向き・ポジティブ」「なにか新しい事が始まる」をイメージし、ポップで壮大感のある曲調に仕上げているため、2つのAIには「前向き」「ポジティブ」「新しいこと」「始まる」「ポップ」「壮大」という6つのキーワードを与えて文章生成させている。1コーラス目はKANSEI Text Generatorの生成結果を、2コーラス目はChatGPTの生成結果を基に作詞した歌詞となっており、同じキーワードを基にしたものでも両コーラスの歌詞には名詞数や漢字量の差など視覚的にも明らかな違いがあり、その差が大きな注目ポイントとなっている。

作曲・編曲は、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の学生が、楽曲監修はTSM講師陣が行うという、多様なメンバーと新しい技術の融合によって作り上げられた革新的コラボ作品となっている。

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