中島みゆき、映画『アリスとテレスのまぼろし工場』主題歌「心音(しんおん)」&オリジナルサントラ同時発売

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中島みゆき「心音(しんおん)」

中島みゆきの48枚目シングルである、映画『アリスとテレスのまぼろし工場』主題歌「心音(しんおん)」が本日発売。併せて「心音(しんおん)」収録の同映画のオリジナルサウンドトラックも同時発売された。

中島みゆきが歌う主題歌は「呪術廻戦」「進撃の巨人The Final Season」「この世界の片隅に」などのヒット作品を手掛けるアニメスタジオMAPPA初のオリジナル劇場作品で岡田麿里監督の最新作『アリスとテレスのまぼろし工場』のために書き下ろした新曲。昨年2022年の秋、中島の前作アルバム「世界が違って見える日」の撮影中に、普段から中島みゆきの歌を愛聴する岡田監督がダメ元でオファー。「アニメ?なんで、私に?」と一度は首をひねった中島が台本を読んで一転、「最後まで読み終わらないうちに、どっぷりと岡田麿里様の“しもべ”になっていた」と岡田監督の紡ぎ出す物語の虜になり、映画のための渾身の1曲となっている。

9月4日に行われたプレミア試写会の舞台挨拶で「愛ではなく”恋“を描きたかった」と話した岡田監督が脚本、監督した映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の舞台は、突然起こった製鉄所の爆発事故により全ての出口を失い、時まで止まってしまった町。変化を禁じられた世界で、止められない”恋する衝動“が主人公たちを突き動かしていく。この町でもがきながらも、それでもたくましく生きていく様は、現代の私たちがコロナ禍で動きを失い閉塞してきた3年間をも思わせる。中島の書き下ろした楽曲「心音(しんおん)」は“未来へ 未来へ 君だけで行(ゆ)け”と何度もリフレインしながら、映画の登場人物の心に寄り添い、鼓舞し、その一人一人の背中を未来へ押しながら、映画の最後を締めくくる作品の完全なる一部になっているとともに、この映画の世界とこの映画を体験する現在(いま)の時代を生きる人たちの心を繋ぐ一曲となっている。

併せて、カップリングの「有謬(うびゅう)の者共(ものども)」では”間違うのが人間“と、中島みゆき節が炸裂。こちらも現在(いま)を生きる人たちへ向けた力強いメッセージであるのは間違いないだろう。

「心音(しんおん)」は中島みゆきにとっても、初のアニメ主題歌であり、初のアニメジャケット、初のアニメのミュージックビデオとアニメ初づくしの作品となった。CDジャケットはシングル初のアニメ・ダブルジャケット仕様となっており、表のスリーブジャケットは岡田監督曰く、「心音(しんおん)」の“未来へ 未来へ 君だけで行(ゆ)け”と歌われているサビを聴きイメージして描き下ろされた映画本編にはないオリジナルのイラストで、謎の少女「五実」の涙をたたえた瞳と朝日が印象的なジャケット。インナージャケットは「心音(しんおん)」のタイトルを聞いて真っすぐたどり着いたという主人公の1人、「睦実」の憂いのある表情が描かれた映画本編のワンシーンがジャケットとなっている。

そして、先週のNHKの人気音楽番組「SONGS」で初公開となった岡田監督監修による映画本編のアニメ映像で綴られたミュージックビデオも「早く映画が観たくなった」『映画と中島みゆきの歌がマッチしている』と好評。現在、中島みゆきとMAPPAのYouTubeチャンネルで公開されている。

また、映画『アリスとテレスのまぼろし工場』のオリジナルサウンドトラックも本日同時発売となった。ジャケットは5月のMAPPA STAGE 2023の際に発表された主人公の1人「五実」の後姿のティザー・ヴィジュアルを使用した仕様。サウンドトラックは、脚本、監督を務めた岡田麿里の細やかな心理描写の積み重ねによって生み出される深い人間ドラマを、音の演出家、横山克による映像に寄り添うシンフォニーで再現。完成度の高い仕上がりとなっている。またブックレットには作曲家の横山克、そして岡田監督のライナーノーツが寄せられ、サウンドトラックのエピソードについて語られ、サウンドトラックの最後には中島みゆきが歌う主題歌「心音(しんおん)」も収録されている。

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