石川さゆり、ニューアルバム「Transcend」を高品位45回転レコード化 新たにフルリミックスした「残雪」「花火」を追加収録

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石川さゆり「Transcend Extra edition」

ステレオサウンドは、テイチクエンタテインメントが製造・発売する石川さゆり歌手活動50周年を記念した高品位45回転180g重量盤2枚組レコード「Transcend Extra edition」を8月31日から販売する。

1973年にデビューした石川さゆり歌手活動50周年を記念して制作されたニューアルバム「Transcend」は、石川さゆりのボーカリストとしての魅力を最大限に伝えるべく、“より良い音”にこだわり贅を尽くした制作体制がとられているのが最大の特徴。

「Transcend」は、2月15日に通常盤CD、3月1日に33回転通常盤アナログレコードがテイチクエンタテインメントから発売され、3月31日にはステレオサウンドからシングルレイヤー仕様のSACDが既に発売となった。

今回新たにステレオサウンドが販売する「Transcend Extra edition」は、先の「Transcend」に収録された6曲に新たにフルリミックスした「残雪」「花火」の2曲を追加収録した高品位45回転180g重量盤2枚組アナログレコード。

膨大なレパートリーの中から石川さゆりの代表曲6曲を厳選し、3曲を豪華ビッグバンド、3曲を大編成ストリングスオーケストラによる新アレンジ・新録音で収録。しかも石川さゆりの歌はバックの演奏と同時録音するという、音楽的に大変にスリリングで、オーディオ的にも聴きごたえのあるレコーディングが行なわれた。

ビッグバンド・ジャズ・スタイルで制作されたのは、「津軽海峡・冬景色」「ウイスキーが、お好きでしょ」「天城越え」の3曲。演奏は、角田健一ビッグバンドで、新たな編曲は、船山基紀、村田陽一、斎藤ネコの3名がそれぞれ1曲ずつを分け合うという豪華な人選となっている。

ストリングス編成による新アレンジで制作されたのは、「風の盆恋歌」「人間模様」「朝花」の3曲。演奏は、グレート栄田ストリングスで、ストリングス編成の3曲はヴァイオリニストとしても名高い斎藤ネコが全曲編曲を手掛けた。また、斎藤はアルバム全体のミュージカル・プロデューサーも務めている。「人間模様」では吉川忠英のアコースティック・ギター、「朝花」では里アンナの奄美三線と坂本雅幸のチジン(奄美の鼓)がサウンドに彩を加えている。

さらにこの45回転アナログ盤「Transcend Extra edition」では、過去にアルバム収録曲としてリリースされファンの間でも人気の高い、作詞・作曲:山崎ハコ、編曲:安田裕美による作品「花火」と、デビュー50周年記念シングル第1弾として作詞・作曲:加藤登紀子、編曲に斎藤ネコを迎え、故郷に馳せる熱い想いを荒涼とした大地を飛ぶ渡り鳥になぞらえた一曲「残雪」が加えられている。この2曲の制作では、オリジナルの録音・制作を手がけたエンジニア内沼映二が、高品位なオーディオシステムで再生されることを前提に改めてマルチ録音マスター音源からフルリミックスを行ない「残雪-Transcend Mix-」と「花火-Transcend Mix-」を新たに仕上げた。

サウンド・プロデュースを務めたのは、日本を代表するレコーディング界の巨匠、ミキサーズラボの内沼映二。レコーディングからミックスダウンのみならず、マスタリングを含め音に関わるすべての制作プロセスで監修を行なっている。

ステレオサウンドから販売される45回転重量盤の音源(カッティングマスター)は、内沼映二の手によってミックスダウンする際に76cm/s、1/2インチのオープンリールテープに記録したもの。

今回発売する商品は、そのマスターテープからレコードの原盤となるラッカー盤にダイレクトカッティングを行ないプレスした高品位45回転2枚組の180g重量盤というスペシャルな限定仕様となっている。

日本を代表するレコーディング界の巨匠、ミキサーズラボの内沼映二とマスタリングの名匠、菊地功、アナログカッティングの達人、北村勝敏の三強が手掛けた究極のアナログレコードだ。

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