KREVA、“ねぶた”דラップ”の刺激的な邂逅が実現した「ラッセーラ」6/9配信

アーティスト

KREVA

KREVAが、1月21日に東京・東京ドームで開催された「ふるさと祭り東京」(青森ナイト)で青森市観光大使BLUE TOKYOのメンバーと青森出身のダンサーたちにより初披露した楽曲「ラッセーラ」を6月9日に配信する。

自身の出生地である青森の「青森はダンスの街!」に向け、ダンスへの取り組みを盛り上げたいという青森市の思いを受け、KREVAが青森を応援。完成したのが新曲「ラッセーラ」。祭囃子を大胆にサンプリングした斬新なトラックにも関わらず非常にキャッチーな楽曲に仕上がっており、「ラッセーラ」は青森から全国へ発信され、今年の夏のアンセムとして響き渡ることだろう。

国内有数の伝統と規模を誇る青森の夏祭りである”ねぶた”とKREVAの刺激的な邂逅がここに実現。祭りとリスナーをエンパワーメントする日本一のラップがこの夏、威風堂々と響き渡る。

KREVAの2023年一発目の新曲は、言わずと知れた青森の夏祭りである”ねぶた”とのコラボレーションによるその名も「ラッセーラ」。「青森はダンスの街!」に向け、2020年より始動しているダンスへの取り組みを盛り上げたいという青森市の思いを受け、新曲「ラッセーラ」が完成した。もともと青森はKREVAにとって自身の出生地であり(母親が弘前市出身)、さらには大切な音楽パートナーであるSONOMIや熊井五郎の出身地でもある縁深い街だ。「ラッセーラ」は、1月21日東京ドームで開催された「ふるさと祭り東京」(青森ナイト)にて、青森市観光大使BLUE TOKYOのメンバーと青森出身のダンサーたちにより初披露された。

また新型コロナウイルスによる影響で、全国の祭りが中止を余儀なくされる中で、ねぶた”も2020年と2021年は開催できなかった。2022年には3年ぶりに開催されたが、パンデミック以降の新しい祭りのあり方が本当の意味で現実のものとなるのは、間もなくやってくる2023年の夏からと言っていいだろう。だからこそ、このタイミングでKREVAが作り上げた「ラッセーラ」は、かの特別な祭りを心待ちにしている地元の人々にとって歓喜のアンセムとして受け入れられるだろうし、さらにそれだけではない、2023年の夏を生きる様々なリスナーの心に火を灯しエンパワーメントする胆力をこの楽曲は誇っている。

これから祭りが始まるという予感を駆り立てる土着的な匂いを帯びた弦楽器とビートが混ざり合うイントロから、KREVAのアグレッシブなラップが王者の風格を全方位に漂わせながらスピットしていく。KREVAはこの楽曲のトラックメイクにおいて、数種類ある“ねぶた”のお囃子のひとつである“進行”を大胆にサンプリングし、ループを組んでいる。“ねぶた”の熱狂をダイレクトに連想させる篠笛の音色が駆け回り、否が応でも高揚感が増幅していく。そのループを軸にしつつ巧妙なコードチェンジでトラック全体をドラマティックに展開し、怒涛の迫力で放たれていくラップは青森や“ねぶた”にまつわるワードを絡めながら、“王者であると同時に終わりなき挑戦者”としてのマインドを示していく。そして、〈ラッセーラ〉というやはり“ねぶた”の象徴的な掛け声が、リスナーの魂を解放するかのように脳内でこだまする。2023年夏、国内有数の伝統と規模を誇る夏祭りである“ねぶた”に敬意を払いながら、決して範囲を限定しないスケール感を湛えたKREVAの純然となる新曲としても「ラッセーラ」は威風堂々と鳴り響く。

TEXT:三宅正一

関連タグ

オススメ