大滝詠一、ノヴェルティ・サイドの魅力を深掘りする『大滝詠一NOVELTY SONG BOOK & Bellwood 読本』3/31発売

アーティスト

湯浅 学監修『大滝詠一NOVELTY SONG BOOK & Bellwood 読本』(ステレオサウンド)

ステレオサウンドは、3月21日にリリースされた大滝詠一の新作「NOVELTY SONG BOOK/NIAGARA ONDO BOOK」の発売に合わせ、別冊『大滝詠一NOVELTY SONG BOOK & Bellwood 読本』を3月31日に発売する。定価2,750円(税込)。

大滝詠一(1948-2013)はデビュー以来、自身のアルバムのみならず他アーティストへの提供曲においてノヴェルティ・タイプとメロディ・タイプの二刀流で、ヒット曲を次々と生み出してきた。それは大滝が以前からコミック・ソングや音頭、冗談音楽に親しんできたことと無関係ではない。

『大滝詠一NOVELTY SONG BOOK & Bellwood 読本』は大滝詠一の新作「NOVELTY SONG BOOK/NIAGARA ONDO BOOK」の発売に合わせ、大滝が手がけてきたヴァラエティに富んだノヴェルティ・タイプの曲の魅力に迫る。

大滝詠一と交流のあったムーンライダーズの鈴木慶一、ウルフルズのトータス松本、矢野誠らのインタビューを通して、大滝のノヴェルティ・サイドにクローズアップする。

また、ベルウッド・レーベルから1972年に発表されたソロ第1弾「大瀧詠一」が50周年記念盤「乗合馬車(Omnibus)50th Anniversary Edition」として復刻された。ここではベルウッド・レーベルにおける大滝詠一の活動に加え、はっぴいえんどの活動も含め振り返る。これまで発売されてきた「大瀧詠一」の歴代LP、CD、そしてハイレゾ音源の音の特徴を通して、本作の魅力を多角的な視点から検証する。

大滝のソロ・アルバムと同時期にベルウッドから発表された細野晴臣の「HOSONO HOUSE」を遡上に上げ、鈴木惣一朗と湯浅 学の両氏が持論を展開する「大滝詠一と細野晴臣をつなぐ、吉野金次の音づくり」は、二人のミュージシャンと親密な関係にある鈴木・湯浅両氏ならでの見解が満載となっている。

「NOVELTY SONG BOOK/NIAGARA ONDO BOOK」を深聴きするためのアルバム・ガイドも併せて掲載。大滝詠一がノヴェルティ面で影響を受けてきた昭和歌謡を筆頭に本人が制作に携わっているアルバム、さらに大滝が生前監修を手掛けた洋楽/邦楽などを多岐に渡り詳解している。

「NOVELTY SONG BOOK/NIAGARA ONDO BOOK」と「乗合馬車」のCDマスタリングとLPカッティングの制作プロセスを明らかにする記事も併せて掲載。監修に大滝詠一と縁の深い音楽評論家・湯浅 学を迎え、他では読むことのできない充実した内容となっている。

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