H ZETT M、ピアノ独演会特別公演で2022を締めくくる 来年2月には八ヶ岳2DAYS決定

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11月30日、H ZETT Mがグランドピアノ一台だけで独自の演奏スタイルを披露する「ピアノ独演会」の年内最後の公演「ピアノ独演会 2022 silence in TOKYO 上映会 – さくらホール 秋の陣」が無事終了した。

今回はH ZETT Mが音楽を担当した、コロナ禍の緊急事態宣言発令によりゴーストタウンと化した首都圏を題材にしたショートムービー「silence in TOKYO」の上映会と「ピアノ独演会」をドッキングさせた特別公演として、いつもとは違った趣向で観客を魅了した。

開演と同時に映画の上映が始まった。映画が終わると幕が開き、スモークに包まれた神秘的な雰囲気の中、H ZETT MのピアノとDTMが調和したショーが始まった。そこからは、ほぼMC無しで7曲が一気に披露された。

15分の休憩を挟み、再び客席の明りが落ちると、セットが取り払われピアノと最小限の機器だけが置かれた、いつもの「ピアノ独演会」のステージがいつもの生明かりの中に浮かび上がった。

そこからH ZETT Mは、ピアノ1本で生演奏を5曲披露した。トロイメライ(夢)、「カルメン」からハバネラなどクラシックの曲も取り入れて、トリッキーでユーモアのあるパフォーマンスは時には会場に笑いを誘った。

アンコールでは、ショートムービー「silence in TOKYO」の中で使用された、アントニン・ドヴォルザークの「遠き山に日は落ちて」のフレーズを用いた20分にも渡る長編楽曲を、この日のためにショートバージョンに編曲し直したものを披露。演奏後にはモリカツヒコ監督を舞台に招いて、この作品に対する想いを語りあった。

ラストはオリジナル曲「喜びのテーマ」で会場をリラックスさせて締めくくった。これが今年最後のピアノ独演会となったが、すでに来年2月10日,2月11日には初の2Days公演が決定している。

タイトルは「ピアノ独演会2023 冬 八ヶ岳の陣 新章 – 展開の始まり 2Days –」。場所は長野県八ヶ岳高原音楽堂となっている。「タイトルにあるように、少し新しい事を考えておりますので、ご期待ください」とH ZETT M本人がMCで述べており、期待がかかるところとなっている。

H ZETT Mの年内の活動としては、自身のトリオバンドH ZETTRIOの全国ツアー終盤戦とブルーノート公演3Daysがあり、2022年はまだまだ終わらない。

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